古い地図にはない新しい道を突っ走れ!

2022-01-05 09:13:44 | 日記
明けましておめでとうございます。

今年の赤玉のテーマは「古い地図にはない新しい道を突っ走れ!」です。

ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが
ザ・クロマニヨンズの「ドライブ GO!」の歌詞を拝借しました。
この曲を始めて聞いた時、
「あれ? この曲何か引っかかる」
って、めったに最近CDなど買う事がなかったのに即買いしました。

私自身がこの曲に何か後押しされるような気がしたから。


最近どうも世の中 私が思っている以上に変化の速度や度合いが激しく
いままでの教科書や地図を頼りにしていたのでは目的とする場所に
たどり着けるのかどうか心細くなって来たような気がしていました。

でも、やみくもに歩き回っても目的地には着かない。
今ある地図が使えないならどうすれば良いのだろう?

そんな時、ロゲイニングやオリエンテーリングの方法を思い出しました。
地形、方角、等高線の幅を頼りに歩けば目的地付近へ行ける。 

ましてやゲームではない人生・商売の目的地なら、おおよその地点設定でも
構わないなずじゃないのか?

だったら、地図にある道を頼りに歩くのではなく
方向を定め、地形、付近の状況を見極めながら進むってのもありだな
って。

まあ、間違えたら途中で引き返すなり別の対処方法を考えれが良いはずなのでね。







CPAP治療リポートの中身

2021-07-04 13:39:33 | 睡眠
CPAP治療を始めて1か月
お世話になっている睡眠外来に行って先生とお話してきました。

1か月に1回は診療しないといけないんですよ、CPAPは。
その時に診療代とCPAP機械リース代もお支払する仕組みですね。
(これが毎月4000円近くかかるので、やはりCPAP無しでも無呼吸低呼吸
が無くなる様に早くしたいですよね)

こんな紙を渡されて説明を受けます。
①使用期間

私の場合 
使用日数は26日間(30日間中)(26日÷30日=87%)
4時間以上の使用が20日間(20日÷30日=67%)


最初の1か月にしては良く出来た数値と褒められました。


②次の説明はCPAP装置の圧力レベル

私の場合 現在の設定は
最小設定圧 4cmH2O
最大設定圧 10cmH2O

この「cmH2o」って何?

ですよね....
調べました。

「cmH2O」 水柱センチメートル と呼ぶそうです。
圧力の単位で 1cmの水の柱を支えるこのの出来る圧力に由来しているとか。
圧力の単位にはこのほかに「パスカル」とか「mmHg」(水銀の柱を支えることが出来る圧力)などがあるようです。
ですが医療の現場では「cmH2O」が良く使われれつみたいですね。

私のお借りしているCPAPの機械は最低圧力が4cmH2Oなので現在の設定はその最低値を使用
又、最大設定値は機械的には20cmH2Oなので私の設定はその半分って所です。

さて、その設定のCPAPを使用しての私の値はこれ


③使用中の圧
中央値:6.3
95th%:8.2
最大値:9.1

おいおい、又よくわかんない値出てきたよ
「95th%」って何

これ「パーセンタイル」っと呼ぶらしく
計測値の分布を小さい数字から大きい数字に並び替えて測定する単位らしい。
95th%は100個ある計測値の小さい数字から数えて95番目に位置する数値の事を言うようだ。

でも、この数値が何故ここに必要なのかは分からない。
今度お医者さんに行ったときに聞いてみよう。


ちなみにCPAPの卒業するには
この使用時の圧

中央値 5.0
95th% 6.0
が必要だそうです。


がんばろう!



④さて次の注目ポイント
 

イベント回数
これはCPAPを使用している時のAHIの値。

AHI:無呼吸低呼吸指数 
Apena  無呼吸 10秒以上の呼吸の停止
Hypopnea 低呼吸 完全に呼吸が止まっていないが 気流が半分以上の状態
Index  指数

このAHI 1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数で
15~30 が中等症
30以上は重症と判断されます。

私はこの値が0.7 これは無呼吸低呼吸の状態がほとんど無い状態。
そう、CPAPを装着している時なら無呼吸低呼吸にはほとんでなっていない事を表しています。 (もちろん外して寝ている間は解りませんよ)

⑤使用日数と使用時間の簡易グラフ
赤い線が使用時間4時間未満
グレーの線が4時間以上
何も線がない日は使用していない日
を表しています。

⑥リーク
CPAPを使用中に空気がどれ位漏れたかを数値化したもの。
赤い手書きの線よりも低ければ問題ないようです。
まあ、使い方や装着具合のチェックみたいなもんですかね。

総評としてお医者さんからは使い始め1か月にしては上出来とのお褒めの言葉を頂きました。

使用期間の80%以上の日で使用し
1日4時間以上装着していることが最低ラインの目標だそうです。

もちろん最終目標は
毎日、かつ1日6時間以上の使用。

出来るか?


私は通常夜中の2時過ぎに一度トイレに起きます。
この時に一旦外してしまったCPAPをフトンに戻ってから装着し直すのを
忘れる。
これが6時間以上の装着率を下げているように思えます。

半分 寝ぼけながらも無意識の内にCPAPを装着してもう一度眠る!
そんな技を習得せねばならないようです。

また、来月レポートを先生からもらったら お伝えしますね。

上記の内容はYoutubeでも話していますよ
https://youtu.be/ac_xucno8tQ


良質な睡眠を一人でも多くの方に! 










CPAPにはオプションパーツがあるの知っていました?

2021-06-18 20:05:47 | 睡眠
CPCP(睡眠時無呼吸を予防する機械)使い始めて2週間。



今回の治療でお世話になっている病院から連絡が入りました。

「三原さん、CPAP 使い具合どうですか?」


「はい! 大分慣れてきた様ですが、何故か毎朝喉が渇きます」


「それは口呼吸になっているからでは?」


「いえ、口を止めるテープを張ったまま寝て、朝までそれはついています。 口呼吸ではないと思うのですが・・・」


「風を送るのでそれで喉が乾燥するのかもしれませんね。
それではオプションの加湿器をCPAPに装着しましょう」


「お~! そんなのあるんだ。 是非お願いします」

でやってきたのが、これ


右側にあるタンクに水を入れると
こんな感じで加湿した空気がやってくる。


「これ、私には良いです」
ちなみに先日、かかりつけの耳鼻科にCPAP治療を始めた事を告げた時も
先生からも「加湿器付けた方が良いですよ」っと言われました。

この加湿器「追加料金」無しで借りられますので、良いですよ。



「他をどうですか?」


「寝返りがうち辛いのですが...」
「あと、たまに寝返りをうっている時にマスクがずれて空気が漏れます」


「鼻だけに装着するタイプのマスクを使ってみますか?」


「はい、試してみます!」


マスクには3タイプあるようで、私が最初に使用したのは
この鼻全体を覆うタイプのもの。
初心者にはマスクがはずれにく言う利点はあるものの
私のような腕時計でも”うっとうしい”と思う人間には仰々しすぎて。

そこで
この鼻腔タイプのものに変更しました。
バンドも1つだけになったし、顔回りも以前よりすっきり。
私にはこのタイプのものがあっているような気がします。


もうひとつ「鼻口タイプ」
寝ている間に口が開いてしまう方に有効なようです。

私の場合は口にテープを貼り付け寝ていますので鼻だけのタイプでも
OKかな。


このようにCPAPにはオプションパーツがあります。
なるべく自分に合ったタイプを選んで、装着する時間を増やしたいもの。

(いまでも、途中で気になり外してしまう時があります。
それくらいやっぱり違和感があるのです。)


どちらにしてもCPAPは睡眠時の無呼吸を減らすための対処療法。
決してこれを使ったからと言って、根本的に無呼吸が治るわけではありません。



CPAPは喉回りの筋肉を鍛え直し、体脂肪を落とし、鼻づまり治療等をして根本的に無呼吸体質を改善するまでの時間繋ぎにすぎません。

目標は早くCPAP機械を取り外しても大丈夫な体にすること!

がんばるぞ!





良質な睡眠を一人でも多くの方に! 






CPAPとはどういうものか?

2021-06-03 20:00:48 | 睡眠
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人が行う治療がCPAP(持続式陽圧呼吸療法)

SASの人は喉のやわらかい組織(舌とか)が口の奥に落ち込み、気道が狭くなっています。 
その狭くなった気道に空気が通ると、まわりの組織が振動し”いびき”となる。
 

さらにその軌道が完全に狭くなってしまうと無呼吸状態となってしまう。
「あれ? 呼吸してないかも。。」

この無呼吸の状態を改善するのがCPAPです。
鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける。 その風圧により喉の中にスペースが確保され、やわらかい組織を強制的に押し開く事で鼻でスムースに呼吸をすることを助ける装置です。

現在私が使っている装置はこれ
「フクダ電子」さんという会社からレンタルをしています。
これ以外にもCPAPの装置はいろいろな会社から出されているので、お医者さんによっては違う機械を勧められる事もあると思います。
まあ大体は同じような動作をするはずなので、「これから使ってみようかな?」って人は是非参考にしてください。


装着するとこんな感じ
ちょっとガスマスクみたいな、
いや、あの人の方が近いかも。。。。


ダースベイダー卿だ!

ダースベイダーはオビ=ワン・ケノービとの決闘で全身に火傷を負い
サイボーグ化されたため生命維持装置と連動したマスクを装着しているが、
SAS患者にとってのCPAPも同じように「無呼吸」状態を防ぐ一種の生命維持装置とも言えるのかも。



このCPAP、ダースベイダーのマスクに劣らず、とっても優れた機械です。

まずは装着すると私の呼吸を感知して勝手に動作を始める。
そして、装置を外してしばらくすると、それも感知して勝手に止まるようになっている。
鼻に装着している時は音はそうしないのですが、一旦外すと結構な音がします。 だから夜中にトイレに行く時に外したら勝手に止まってくれるのは、
同じ寝室に寝ている家族にも優しいはず。

ちなみにこの機械は毎日、通信で病院にデータまで送ってくれるらしい。
(次回の外来時にそのデータを見せてもらおうっと)

若干違和感を感じているのは寝返りがうちづらい。



頭についているバンドが気になるのと、横を向いて寝ると鼻に付けている箇所が若干ずれて空気の漏れる音とその風で目が覚めてしまうことも。

まあ、慣れだと思うけどね。

もう一つ気になる点がある。
鼻から空気が自動的に入ってくるのだが、間違って口を開けると物凄い勢いで
口から出てしまう。
まるでゴジラが火を吐く勢いで。。。

普通、鼻から息を吸って口から吐く事もあるのだが、その時は鼻から吸って一旦、吸うのを止めてから口から息を吐く。
CPAPは、ず~っと空気が鼻から入ってくるので一旦吸うのを止めるという動作が出来ないためだと思う。

従ってCPAPを装着している時はオール鼻呼吸で。
さらには、口を開けてはいけない。
(だっていきなり口から「シュー―!」って空気が出てくるからね)

そのために私は「口テープ」なる物を購入し、就寝時には使用しています。

これ結構優れもの。 

「こんなテープ、夜中に勝手に取れちゃうよ」って思っていたけど、案外強力で大抵が朝までバッチリ口を止めています。

CPAPを無意識に外すことはあってもこの口テープを外す事は滅多にありません。 このテープだけでも口呼吸でなく鼻呼吸を促すため”いびき”や”無呼吸”を
予防するには効果があるかもしれませんね。


このお話はYoutubeでも



良質な睡眠を一人でも多くの方に! 










”いびき”がうるさい! って言われた事ある人、睡眠障害の精密検査はこんな感じです

2021-05-22 20:00:00 | 睡眠
いびきがうるさいわよ!

とか



「あれ、今、呼吸とまったんじゃないの?」

って言われた事がある人いませんか?


そんな方は是非一度、睡眠障害を診断する検査を受けてみてください。

前回は簡易な検査「スクリーニング検査」を書きましたが
いびきにご注意! - . (goo.ne.jp) 

今回はそれよりもさらに精密な検査「PSG検査」についてお話します。
ポリソムノグラフィ(PolySomnoGraphy)
略してPSG検査とは
脳波、眼球運動および、 呼吸、動脈血酸素飽和度(SpO2)
いびき、体位、体動などの生体現象を同時記録することで
睡眠時の障害がいつ、どの位起こっているかを測定する検査です。

以前は病院に1泊して計測していたようですが、最近では簡易な装置一式を
自宅に持ちかえり、自分で装着して1番眠ればOK.
非常に簡単です。
装置をそのまま、宅配便で送り返し、2週間後に結果を聞きに病院へ行くだけ。
まあ、仰々しい機械を頭や身体に装着するのはちょっと大変だったけど


結果はと言うと




じゃーん!

26.9点でした

ってなんのことか分かりませんよね。

この点数AHI(無呼吸低呼吸指数)が1時間当たり何回起きているかの数になります。
この回数が30回以上あると重症、即CPAPの治療器を付けなさい!
って事になる。

16回か29回までは中等症 
「まあ、CPAPを装着して毎日寝なくても良いかな。
でも、出来れば装着して重度になる前に睡眠障害を除く処置をした方が良いんじゃないですか」
って所です。

この検査、やはり精密検査だけあって私にはとても参考になりました。
まず、深い睡眠がこの精密検査時にはまるで取れていなかったって事。



この「N3」(ノンレム睡眠の3段階目)が深い睡眠こ事ですが
この日のN3haたったの4分 全体の睡眠時間の0.8%しかない。
通常値は全体の睡眠の1.7%から29.4.%位。



               ↑
この”ちょこんと窪んでいる箇所が深い睡眠の時


この日の私のFITBITでの計測では
深い睡眠は1時間10分 全体の睡眠時間の13%も取れている事になる。


まあ、Fitbitは心拍数、体動、(酸素飽和度も測定しているようだが)
のみでの測定。

それに比べPSG検査は脳波を元に計測しているので、こちらが正解であると思われます。
(まあ、どんなに深い睡眠が少なくても日中の生活に支障がなければ何の問題もありませんけどね)

更には”いびき”の計測
デシベル(db)単位で計測されている。

この”いびき”通常では60dbだと”うるさい”と判定されるらしい。
ちなみに騒音の基準はだいたい
こんな感じ
60デシベルは走行中の自動車内位の音のようだ。

これが私の場合 


65デシベルを超えた”いびき”が何度か計測させているようだ。
(65db 以上はこの表には書かれていないようだが)

上の表でも”70db”はセミの鳴き声を直近で聞くくらいとあるので
これは相当な大きさであると予想される。

妻や息子をすまん!
父さんは毎晩、セミの鳴き声を夜中に聞かせていたようだ....

さて、この”いびき”途中で音が消えている箇所がある

               ↑   ↑        ↑
 この↑の三か所       ①   ②       ③

この時の頭の位置も計測されている。
①と③が左を向いていた
②が右

よく、仰向けでなく横向に寝るといびきは治まるといいますが
確かにそのようです。


さて、ここからが本題

”いびき” ”脈拍” ”気流”(鼻に装着した管で計測) ”SP02(酸素飽和度)
この4点でAHI(低呼吸、無呼吸)の頻度が分かります。


ちょっと見にくいですがまずは”気流”に注目

通常、ちゃんと息をしていれば”気流”の波線は綺麗に上下に振れる

ところが②のように上下に揺れる振れ幅が小さいって事は
その時間帯は「低呼吸」であるって事

更に①時点ではほどんど上下に振れていない
=この間は呼吸をしていない(無呼吸)であると分かります。

①の無呼吸時には”いびき”の音も全く計測されていないのも見えますよね。

そして最後に酸素飽和度
①の無呼吸になってからどんどん酸素飽和度の値が下降しているのが見れます
(③のグレーの部分がそうです)

分かりました?

無呼吸になる→血中の酸素飽和度が下がる
一番ひどい時はこの酸素飽和度が90%まで低下して時もある。

健康な人の血中の酸素飽和度は98%くらい。
だが、90%以下になると生命を維持するのに必要な酸素が体に入っておらず、危険な状態と言われている。

この低呼吸・無呼吸の回数が私の場合 1時間当たり平均すると26.9回あったって事です。

仰向けに寝ている時だけで計測すると30回/時の時もあるようでした。


お医者さん曰く
「どうします、三原さん?」
「CPAP治療?」


私 即答で
「先生、CPAP よろしくお願いします」

となりました。
もちろんCPAPは睡眠時の無呼吸を強制的に空気を鼻から入れることで防ぐ
ためだけ。

根本の治療(低呼吸、無呼吸、いびきを無くす)ことは出来ません。

この治療には喉回りの筋肉の強化、体脂肪を落とす、更には私の場合
左の鼻腔が湾曲しているため、こちらからの空気の吸入がどうしても悪い。
この治療も必要となります。
CPAPはあくまでも上記の治療、強化を進める間の時間繋ぎとなります。


「”いびき”がひどいわよ!」って言われた方
睡眠時無呼吸による日中の活動低下や事故を未然に防ぐためにも
是非一度 スクリーニング検査から始めてみてください。

上記のお話はYoutubeでも



良質な睡眠を一人でも多くの方に!