埼玉西武ｖｓＷＢＣ日本代表

今年の観戦初めは予想外の東京ドームから。
いつもは地方のオープン戦で、となるのですが、
強化試合の相手に指名されたため、東京ドームからとあいなりました。
このチームってどう選ばれてるんですかね？
去年の成績を考えると両リーグ王者、になるんですが、
もしソフトバンクが優勝してたら福岡からくるか、というと？だし。
以前メジャーが初めて日本で試合したときのオープン戦もこの２チームだったので、
やっぱり東京近郊のセパ２球団、ってところなんでしょうが。

さて、試合内容。

あまのじゃくな自分は、空気読まずに勝ったら面白いな、とか、
スター軍団を打ちのめす薄給選手を見てみたい、とか思ってたんですが。
自分の期待以上に渡辺監督がはっちゃけてくれました。
特に１点取られた後のスクイズはお見事。
やりそうだなあ、でも強化試合だしなあ、と思っていたところでズバリ。
というか、あそこでスクイズなんて他国じゃやらないんじゃねえかとも思いましたが。
さらに予定通りとはいえ落選直後の岸を出したり、グラマンを序盤で投入したり。
「こんなことしたら面白い」をことごとく実現してくれる監督ですね。
なんかちょっとプロレスチックな思考の持ち主だと思います。

ちょっとビックリしたのは、代走片岡での大声援。
去年の日本シリーズは第三者的目線では全く見ていないので、
「歴史に残る名勝負」やら「伝説のギャンブルスタート」とかみるたびに、
おいおい、歴史や伝説もずいぶんチープになったなあ、とか思ってました。

でもあの声援でなんとなく理解。
去年のシリーズは、他球団ファンが見てもそれなりに面白いシリーズで、
片岡の走塁も、それなりに衝撃的だったんだなあと。
内側にいるとわかんないことってありますね。


驚いたことがもうひとつ。

スタンドが満員でした。
代表戦だし、当たり前といったら当たり前なんですけど。
第１回なんか、本戦でも韓国戦しか満員にならなかったのに。
当時は「まあ中国台湾相手は勝負見えてるからなあ」と納得しつつ、
それでもかなりワクワクしていた身としては注目度の低さにがっかりしました。

それが、たかが強化試合で超満員。
３年前にガラガラだった中国戦もほぼ完売だそうです。
いきなり世界一を獲ったのは、アジアラウンドの興行的には大きかったみたいですね。

ただ、気になるのは今年の対戦方式。
確かに面白そうな方式だけれど、カードが直前まで分からないっていうのは・・・。
特にアメリカで見たい！と思ってる人はかなり困ってるのでは。
観戦ツアーとかも組みようがなさそうですし。

そう考えると、３年前の自分はついてたなあ。
２次リーグ最終戦がアジアの１位ｖｓ２位だったので、
そのチケットだけ買えばよかったし。
負けて準決・決勝のチケットが無駄になったと思ったら、なんか通過するし。
んで、世界一になっちゃうし。

今年はどんなことが起こるでしょうか。
予選時は山口にいるんで見れませんが、数々のドラマを期待。
野球って面白いと、日本が、アジアが、世界が思うような試合を是非。


コレクター癖の無い僕ですが、第１回準決・決勝のチケットは大切に持っています。