はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

今年は講演つき

2016-10-10 20:38:18 | daily
 連休最終日。
 松島マラソンのあとは、今年も日本橋へ出かけました。

 東日本大震災復興支援チャリティー 外立とし江油彩画展/日本橋好文画廊2F

 今年は10日~16日まで。
 初日の今日はいつも通りオープニング演奏がありますが、加えてオープニング講演もありました。
 
 気仙沼市にお住まいの、佐藤誠悦さんによる<いのちを守る>と題されたお話しです。
 佐藤さんは東日本大震災の時、気仙沼市鹿折地区の大火災の消火にあたり指揮隊長として活動された方です。
 TVでも放送されたことがあるので、御存知の方も多いかもしれませんね。
 御自身が撮られた写真も使って、あの時のことをお話しくださいました。
 佐藤さんは、津波で奥様を亡くされています。
 人の命を救うことを生業としているのに、最愛の妻を救うことができなかった、という自責の念を胸に、あの日のことを各地で講演されているそうです。
 人の命の重さを知っている人のお話しは、やはり重さが違います。
 急激に、ものすごい勢いで時間が引き戻されました。
 震災後、初めて見た鹿折には、海水で錆びたのでは無く、焼け焦げた車が多数転がっていました。
 でもすぐ側の山は緑に溢れていて、そこが焼けなかったのは、佐藤さんをはじめとした消防士さん達の必死の活動があったからでした。
 あそこで火が止まったのは、そういうことだったんだなあ、と改めて思いました。
 消防士の皆さんも、ご家族や家をなくされたはず。
 それでも、黙々と消火にあたったのは、それが使命だったから。

 使命というのは、命を使う、と書くんです。

 その一言がとても印象に残りました。
 でもご本人は、そんな大変な経験をされた方とは想像できないくらい、明るくて、力強い方でした。
 今はきっと、こうしてお話しをすることが使命なんでしょう。
 思いがけず、素晴らしい時間を過ごすことができました。
 みなさんも機会がありましたら、一度お聞きになってください。

 そして、その後に聞くウォンさんの演奏といったら、するする体に入ってきます。
 水みたいに染み入ってきました。
 今年もよかったなあ。

 さておき。
 メインは画展ですので、演奏後、見て回りました。
 同じ作家さんの新作を3年続けて見る、という機会も滅多にないわけで、その年その年の作品の傾向がなんとなく見えて結構おもしろいです。
 今までは海の作品が多かったですが、今年は川を描いた作品もありました。
 これまでとちょっと色づかいの違う感じの作品も。
 どれもこれも素敵ですが、とてもじゃないけど買えないし、飾れないし
 今年もポストカードだけいただいてきました。
 
 左の大きな画は、2018年には登米市の米谷病院に寄贈されるそうです。
 そこに行けば再会できるわけです
 さて、来年は、どういう景色にあえるかな
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