徒然なるまままに

TB歓迎(事前承認にしましたので公開遅れるかもしれませんがご容赦を)。展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

没後50年 川合玉堂展

2007-03-19 | 絵画
没後50年 川合玉堂展
2007年3月15日から4月2日(展示替あり)
日本橋高島屋

なんば高島屋へ巡回(4/11-4/23)

川合玉堂は、1873年愛知県生まれ、14歳で京都に出て望月玉泉に師事したあと、幸野楳嶺門下で円山四条派に学ぶ。23歳で東京画壇に転じ、橋本雅邦門下として狩野派を極め、両派を見事融合させ玉堂芸術を開花させた。1940年には紀元2600年記念式典当日に文化勲章を受章。1957年没。(都路華香は、同じく幸野楳嶺門下でしたが、家の都合を思い橋本雅邦には私淑したわけです。)

日本の里山の風景を描いた玉堂。こんな景色はどこに行ってしまったのでしょうか?この川合玉堂展は、大作は前半のみで、後半小品が多くなります。「二日月」(東京勧業博覧会で一等賞 1907)「行く春」(東近美 重文 1928)(昨年3月の記録はこちら))「鵜飼 1931 東京芸大所蔵 第十二回帝展」とかも残念ながら展示されていません。「行く春」の小下図のみ。でも小品を近くで見ると、例えば紅葉など繊細な筆遣いにして煌びやかで、川の流れの表現、雪の表現など、気分が高揚します。また、画賛が多数展示されていた。

目に付いた作品をリスト。

1.老松図 1891 八曲一隻;17歳の時の大作
4.清風涼波 1901 画巻;湘南を訪れた時の画巻
6.焚火 1903 五島美術館 日本絵画協会第15回共進会 若い村の娘の表情がいい。(3/23まで)
8.渓山秋趣 1906 山種美術館
10.細雨 1911 六曲一双 第五回文展 山形美術館(長谷川コレクション)
11.背戸の畑 1914 二曲二双 東京府主催大正展覧会;琳派
12.駒ケ岳 1914 岐阜県立美術館 第八回文展
15.春苑 1919 万代島美術館 六曲一双 第三回下萌会展(3/23まで);
16.雨後 1924 三の丸尚蔵館;第五回帝展;西洋絵画風のリアルさ

参考 行く春 小下図 1928
参考 悠紀地方風俗図屏風 小下図 昭和天皇御即位御大典用品 1928

26.宿雪 1934 日本芸術院 第15回帝展(3/23まで)
22.野梅小禽 1929 二階堂美術館
17.小春 1921 二階堂美術館
27.峰の夕 1935 第九回淡交会展;淡く赤く染まる山の端を描く。今回の出展の中でも秀逸な一点。
33.中仙道之春 1938;展覧会初公開の作品 
30.雪志末久(しまく)瀬戸 1936 霊友会妙一記念館 改組第一回帝展
42.早乙女 1945 山種美術館
48.春光 1948 第一回白寿会展;この2点は、高い視点から田畑を描く、素朴な味わい。都路華香の十牛図を思いだした。
64.二重石門 1952
67.水四題(飛燕、河鹿、鶺鴒、鶲)1953 第二回大観・玉堂双璧展
68.薫風 1953 第一回薫風会展
73.春峡 1954 五島美術館(3/23まで)
81.出舟(絶筆)1957 
 
以下は3/24-4/2展示。
7.日光裏見滝 1903 岐阜県立美術館
14.紅白梅 六曲一双 玉堂美術館
25.暮雪 1933 水野美術館
57.渓間之花 1950 展覧会初公開の作品

以下は図録にあるが未展示。
13.紅梅遊亀図
21.山雨新霽 1929 二階堂美術館 ローマ日本美術展覧会
62.鵜飼 1951 二階堂美術館

出口にあった「ちらし」から:
旧川合玉堂別邸 二松庵 (横浜市指定文化財) 
一般公開は毎月一回(第一土曜日)午前10時から午後4時まで(10月から3月は午後3時まで)
場所:横浜市金沢区富岡東五丁目19−22


ジャンル:
絵画
キーワード
二階堂美術館 山種美術館 1940年 五島美術館 玉堂美術館 指定文化財 三の丸尚蔵館 山形美術館 1957年没 日本絵画協会 1873年 紀元2600年
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