Great Ukiyo-e Masters
春信、歌麿、北斎、広重
-ミネアポリス美術館秘蔵コレクションより-
(前期)2007年10月2日から10月28日
(後期)2007年10月30日から11月25日
渋谷区立松涛美術館
とらさんのBlogを拝見して早速行ってきた。300円とは思えない充実ぶり。
リチャード・P・ゲール氏(1900-73)の3000点のコレクションとルイス・W・ヒル・ジュニア氏のコレクションの中から約240点を厳選したというもの
1.紅摺絵の発色の良さに吃驚。
鳥居清倍 神力定家東遊(宝永7年(1710)頃)
二代鳥居清倍 七小町 六 あふむ小町
2.春信が前期後期あわせて36点(東博で一年間通っても同数ぐらいしか見れません。それを考えるとすごい点数)
前期は以下の18点。水売りは背景のピンクが良く残っているとの解説だったが東博のほうが状態は良かった。(20年前の図録では)
エンボスも多用されていて見ていて楽しい。
鈴木春信 見立玄宗皇帝と楊貴妃 明和2年絵暦
鈴木春信 見立て高砂 明和2年絵暦
鈴木春信 水売り 明和2年絵暦
鈴木春信 見立小野道風 もと明和2年絵暦
鈴木春信 花魁道中 明和3年頃
鈴木春信 座鋪八景 塗桶の暮雪 明和3年頃
鈴木春信 座鋪八景 台子の夜雨 明和3年頃
鈴木春信 見立て牧童 明和4年頃
鈴木春信 薫衣香 明和4年
鈴木春信 三味線を弾く男女 明和4年頃
鈴木春信 三十六歌仙 紀友則 明和4年頃
鈴木春信 隅田川舟遊 明和4年頃
鈴木春信 船に乗り込む芸者 明和4年頃
鈴木春信 花見の籠 明和4年頃
鈴木春信 風流譚八景 松風の秋月 明和4年頃
鈴木春信 松もとや前 明和5年頃
鈴木春信 風俗四季哥仙 仲秋 明和5年頃
鈴木春信 見立琴高仙人 明和5年頃
3.状態のよい清長
鳥居清長 三囲神社の夕立 三枚組み 天明7年
4.北斎の摺物
下記は摺物だと思うが、淡彩が魅力的だった
北斎 壬生狂言 棒振 寛政2年
北斎 壬生狂言 花盗人 寛政2年
北斎 蟻通明神 享和年間
北斎 王子稲荷境内 享和から文化
北斎 大原女 享和から文化
北斎 馬尽 駒曳銭 文政5年;北斎展のときより状態がよいような気がしたが。
このほかも発色のいい北斎が楽しめる。北斎は前期後期合わせて56点。
5.広重
広重も前期後期合わせて50点。こちらもどの作品も楽しめる。
広重 阿波鳴門之風景;水色の潮が綺麗。
広重 本朝名所 遠州秋葉山;広重は遠近法が巧み。この山道の描き方など見入ってしまう。
P.S.
学芸協力は、千葉市美術館の浅野秀剛さんほか。
奈良県立美術館 2008年4月5日から5月25日
サンリツ服部美術館 2008年6月10日から7月10日
に巡回。
(7日)
春信、歌麿、北斎、広重
-ミネアポリス美術館秘蔵コレクションより-
(前期)2007年10月2日から10月28日
(後期)2007年10月30日から11月25日
渋谷区立松涛美術館
とらさんのBlogを拝見して早速行ってきた。300円とは思えない充実ぶり。
リチャード・P・ゲール氏(1900-73)の3000点のコレクションとルイス・W・ヒル・ジュニア氏のコレクションの中から約240点を厳選したというもの
1.紅摺絵の発色の良さに吃驚。
2.春信が前期後期あわせて36点(東博で一年間通っても同数ぐらいしか見れません。それを考えるとすごい点数)
前期は以下の18点。水売りは背景のピンクが良く残っているとの解説だったが東博のほうが状態は良かった。(20年前の図録では)
エンボスも多用されていて見ていて楽しい。
3.状態のよい清長
4.北斎の摺物
下記は摺物だと思うが、淡彩が魅力的だった
このほかも発色のいい北斎が楽しめる。北斎は前期後期合わせて56点。
5.広重
広重も前期後期合わせて50点。こちらもどの作品も楽しめる。
P.S.
学芸協力は、千葉市美術館の浅野秀剛さんほか。
奈良県立美術館 2008年4月5日から5月25日
サンリツ服部美術館 2008年6月10日から7月10日
に巡回。
(7日)
エンボスたちも良かったですね。
後期には空摺も見られそうで今から期待しています。
拙ブログを紹介していただき恐縮しています。