行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ルアンパバーン余聞

2017-10-11 22:50:52 | Weblog

ルアンパバーンでは野鳥を見かけない。ここでは野鳥も獣も皆食料となる。朝市に行くと鴨や野鳥、猪の焼肉、蛇が売られている。蝿も蚊も殺生は禁じられている仏教徒だが不思議な感じがする。

朝市、夜市に出かけたが、これまた不思議なことにお店の番はすべて女性で、男性はどこで何をしているのだろうか?

ホテルは高さ制限があるので、2階建ての木造建築、部屋のベランダからメコン川のゆったりとした茶色い流れが見えた。朝早く托鉢行列の現場に行くので、ロビーに降りたら、ホテルのスタッフには寝室がないのか蚊帳の中で寝ていた。起こしてドアを開けてもらった。厳しい現実だ。

ルアンパバーン空港は中国の支援で立派なものが建てられているが、冷房は故障しており、暑かった。中国に修理を依頼中とのこと、ハード援助の典型的な欠点だ。冷房システムの修理までのソフト支援も必要だった。中国が昆明からビィエンチャンまで高速鉄道を建設中でルアンパバーンの郊外までトンネルが完成してると寡聞してたが、現地では全く話題にならず気にかかる。

寺院の見学、博物館の見学で中に入るときは下の写真のごとく必ず靴を脱ぐ、日本人には違和感は全くないが、欧米系観光客は苦労していた。

ワットシェーントーンでの結婚式記念撮影

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世界で一番行きたい街ルアンパバーンへ

2017-10-09 18:34:52 | Weblog

ヴィエンチャンから30分の飛行でルアンパバーン観光へ、ここは街全体が世界遺産に指定され、ラオス最初の王朝が置かれた。お寺が80以上もあり、京都に良く似てるが、景色はまるで違う。寺のデザインそのものが違い、美しく当に極楽そのもののような雰囲気だ。屋根に特徴があり、ルアンパバーン様式と呼ばれている。ラオスの人々は戦争を好まなかったせいか、かつて周囲の中国、タイ、カンボジャ、ベトナムから何回となく侵略され、多くの寺は破壊されたため、その度に再建築を繰り返した。
唯一、残されたのが最古のワットシェントーン寺


国で最も価値のある仏像を安置している国立博物館の黄金の建物

この国の民は争いを望まないだけでなく、助け合い精神が旺盛で、メコンの流れのごとくこの街はゆったりと時間が流れてる。安全安心が確保されてるのか、至る処にATMが設置されてる。後に紹介する托鉢も、食事を僧侶にシェアすることだが、僧侶も自分達の分以上のものは托鉢時、街頭に残し、それを貧しい人が戴くというシェアシステムだ。

メコン川

注、ラオスはニューヨーク・タイムズで世界で1番行きたい国に選ばれ、ルアンパバーンが、イギリスの旅行誌「Wanderlust Travel Magazine」で行きたい街の1位に

珍しい体験、托鉢へ喜捨
5時半くらいにメインストリートに行くと、供物と椅子を用意してくれる業者が待っている。供物は駄菓子、御飯、といったもので、僧侶の行列が来ると供物を僧侶の持つてる入れ物に入れる。但し注意事項として喜捨するときは靴を脱ぐこと、右手を使うことだが、欧米の観光客は左手を無頓着に使っている。日本人でも酒は右手でつげと教わるが最近は左手で次ぐ若者がいる。托鉢行列の僧侶には子供が多い。この国は最低1週間、男子は僧侶になり、一般教養や英語を勉強しなければならない。

ラオスのお釈迦様

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ボランティア活動でラオスへ

2017-10-07 11:46:19 | Weblog

昭島ロータリークラブでラオスの眼科医センターへ最新の医療器具を寄贈することになり5日深夜羽田を発った。翌日早朝に経由地バンコクに到着、ブランチをとった空港内の店ズバリ金kinという日本料理店、鰻重からマンゴーにライスが付いたものまであった。

ビィエンチャンは街路樹のプリメーラに花が咲いて綺麗な街だ。それに清掃が行き届いていて、気持ちが和やかになる。



一部の建物が30年前日本のODAで建てられた眼科医療センターに到着、医院長はじめドクターが出迎えた。早速医療器機と手術用器機の授与式を行なった。


現地のドクターから、ラオスの眼科医療について説明かあり、何よりも眼科医を増やし、失明から救うことが喫緊の課題だと訴えられた。日本製の機器類がふえることは研修医教育の効率性があがるとも言い、日本の眼科医の指導も有難いと感謝された。今回は眼科医Kドクターも同行されたが、Kドクターは、年に何回かラオスで指導にあたり、現地では有名で氏のボランティア活動には頭が下がる。途上国支援はハードとソフトがジョイントしたものが不可欠と再認識した。

眼科病院に併設されている盲学校の生徒達に、会員から寄贈されたポップコーン製造パンを寄贈。


帰路、夕日に映えるタート•ルアンを参拝

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ラスベガス銃撃事件、もう一つの懸念

2017-10-05 16:54:08 | Weblog

ラスベガス銃撃事件で改めて米国の銃社会の恐ろしさを感じた。これだけの事件を起こしてもトランプ大統領は銃規制は全く触れない。あのオバマ前大統領が懸命に銃規制をやろうとしたが全米ライフル協会の反対で挫折をした。

以前ブログで「英国のシンクタンク、経済平和研究所(IEP)が先ごろ発表した2017年度世界平和度指数によると、世界の平和度はこの1年でやや上昇したという。調査対象163か国のうち、前回の調査結果と比べて平和度が高まったのは93か国、低下したのは68か国だった。調査対象国の中で最も大きく順位を下げたのは、米国だった。前回から11ランク下げて、114位となっている。銃社会で毎日何人か射殺されてるという報道を見ると、海外旅行先から米国を先ず外すのが穏当だ」と書いた。

にもかかわらず驚いたことに日本の高校生が修学旅行でラスベガスに滞在していた。幸い今回の事件には巻き込まれなかったが、紙一重であったことは間違いない。どうして修学旅行の目的地だったのか、報道ではわからない。

修学旅行の目的は外国文化や外国人と接し、幅広い知識を得ることで卒業後の人生に少しでも役立たせることだ。ラスベガスは近年シニアライフをおくる場所として脚光を浴びているが、産業は賭博や銃撃を受けたエンターテインメントが主流だ。何故父兄は反対しないで生徒を送り出したのだろうか?また時々見聞きする修学旅行の目的地がハワイであったりグアムであったりするが、どうしてそうなるのであろうか?

費用対効果を考えると、日本にとって重要な東南アジア地域のインドネシア、タイ等の諸国を訪れ、先方の文化に触れ、かつ学生との交流など見聞を広めることがふさわしいのではないだろうか?

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小池劇場は小劇場へ

2017-10-03 21:50:22 | Weblog

前々回のブログ「歴史は繰り返す政党の合従連衡」で書いたが、1993年の細川新党ブームで非自民非共産の政権が生まれた。小池希望党首はこれを参考にするかに見えた。綱領で「我が国を含め世界で深刻化する社会の分断を包摂する、寛容な改革保守政党を目指す」としていたので、難しいことは棚上げしてでも民進を包み込むとみていたが、2つの大きな失敗をして、そうはならず、小池劇場は大きな風とならず政権を奪取することは難しくなった。

野合と云われているのを恐れ、排除の論理を持ち出し、民進党出身者を選別すると云いだしたのが第一の失敗、更に輪を掛けたのが、若狭氏が「今回の選挙では政権を狙わない」と言ってしまった。これが第二の失敗で何故こんな大事なときに決して言ってはならないことを言ったのか理解不能だ。政権を取るためには憲法感で正反対の自社が組んだことでも判るように、当時の自民党みたいにどうしても政権奪取というところに拘らなかったが故に、小池ブームは小劇場になってしまった。小池氏は次回の四年後の選挙では69歳、今回が勝負の時だった。

民進党の枝野氏が立憲民主党を立ち上げたのは、追い込まれての判断だが、この新党の中心は選挙に比較的強い前職が多く、希望の党の新人候補は苦戦する。比例復活を狙うとすると、小池ブームが地方でどのくらい起こるかによる。今日の記者会見で192人の希望の党公認候補を発表後、若狭勝前衆院議員は最終的な擁立数について「(過半数の)233を超えるのではないか。政権交代をめざすことは十分可能な状況だ」と言っているが、前言もあり、なんとなく自信がなさそうだ。

自公の与党としては、負けてもたいした人数でないと胸をなで下ろしていることだろう。株価も2年ぶりの高値を付け、その状態を織り込んだと見られる。

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年金生活者のワイン、今月はマテウスロゼ

2017-10-01 17:56:42 | Weblog

ポルトガルのワインは日本ではあまり見かけない。しかし今月紹介するマテウスロゼは30年以上前に結構飲んだ記憶がある。当時、マテウスロゼはイタリアの薦被りキャンティと並んで酒屋で売っていた。しかしその後マテウスロゼはあまり店頭で見られなくなった。ところが昨年ぐらいからイトーヨーカドーでマテウスロゼを見るようになった。販促用にフルートグラスが付いているので、懐かしく思い飲んでみた。味は昔と変わらず、やや発泡性のあるピンクがかった飲みやすいワインだ。寿司にも焼き鳥にも合い値段も昔と変わらない1,000円以下で買えるのでお薦めだ。このワインのぶどうはポルトガル特産の品種でシャルドネに比べればやや甘口だ。以前は中身が見えない濃緑の瓶だったが、今はピンクが映える透明の瓶に替わった。


余談になるが、ポルトガルのワインといえば世界的にデザートワインとしてポートワインが有名だ。JR系カードのポイントでもらった山形県高畠ワイナリーの「まほろばの貴婦人」はポートワイン顔負けのコクと甘さがあり日本でもこういうワインがあったのかと再認識した。この国産のワインは3000円台で、普段飲みには高すぎる。クリスマスのケーキと飲むぐらいか

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