行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

舛添知事辞任、最大の被害者は都民

2016-06-15 14:01:45 | Weblog

先日のブログで触れたが策士策におぼれてついに辞任に追い込まれた。優秀な政治学者だっただけに先を読みすぎたのだろう。政治の世界ではうまく行くことも一般庶民の刹那的感情まで読めなかった。

先週だったか、市民税、都民税の通知書が配達され、見たとたんに舛添、石原、猪瀨といった知事の顔がうかんだ。舛添知事は公私混同で、日本人が忌み嫌う「私腹を肥やした」などと、都民から批判されたが、先の石原無責任知事の1000億円以上の無駄使いに較べればはるかに小さな金額だった。しかもほとんど都庁に出勤しなかった石原に較べれば別荘へ行く公用車の中でも仕事をしたくらい働いたようだ。マスコミはあまり触れてないが新銀行の後始末で舛添知事は手腕を発揮したが、昨年6月、400億円回収すると言い切った結果はどうなったのだろうか?昨年のちょうど今頃のブログで触れたが、舛添知事は1年目を精勤し、2年目に入る頃から王様になってしまったようだ。リオのオリンピックには知事始め、都議会議員30名も税金を使って行く予定だが、そんな出張は都民にとって何の必要も無い。何とか選挙を避けたかったようだが、オリンピック自体都政には直結してない。

最近のオリンピックはスポーツマン精神などどこへ行ってしまったのか?ドーピング問題の背景には商業主義と国家の威信等と言うウィルスに汚染され、強欲と金にまみれてしまった。東京オリンピック2020年も競技場建設、エンブレム、招致賄賂疑惑など多くのどろどろした世界が垣間見える。ブームに乗って虎ノ門あたりでは、巨大なオフィスビルが何棟も建設されてるが、オリンピックが済むと不況になるのが通例だ。判っちゃいるけど止められない。非正規社員が4割を占めるこの頃、不況となれば失業問題がすぐ出て来る。

 
新銀行東京は無責任政治家の産物だった

東京都が出資する「新銀行東京」と、首都圏を地盤とする地方銀行(東京都民銀行、八千代銀行)の持ち株会社「東京TYフィナンシャルグループ」は12日、2016年4月の経営統合に向けて本格的な協...
 

 


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