行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

豊洲市場問題、専門バカの典型

2017-03-21 15:16:36 | Weblog

豊洲市場の安全性を検証している都の専門家会議は19日、市場敷地内の地下水から環境基準の最大100倍の有害物質が検出されたと公表した。9回目の調査では、201カ所中72カ所で有害物質が検出された。再調査では、特に濃度が高かった29カ所のうち検査ができた27カ所でベンゼン、シアン、ヒ素について調べ、環境基準を超す有害物質は25カ所で検出された。猛毒のシアンが検出されたのには驚いた。

もっと驚いたのは、専門家会議の平田座長が、市場では地下水でなく水道水を使うので、安全だと言い切ったことだ。それなら地下水調査などする必要もなかった。何故調査をしたのか?床に魚を並べる市場であるから万が一のことを考え、地下水を調査する必要があったのだ。都民の安心を得るために調査が必要だったのに、そんなことも無視して平気で安全という。典型的な専門バカといえる。東日本大震災で地下水が噴き出してきた光景は忘れられない。

そういった専門家の言葉を金科玉条に石原氏は豊洲は安全という。自分で決めた地下水の基準値は移転の正当性を主張するためネグってる。築地市場で働く水産仲卸業者の7割にあたる393業者が、豊洲市場への移転中止を求めていると、「移転計画の中止」を求める請願署名活動をしてきた「築地女将(おかみ)さん会」(山口タイ会長)が14日、発表した。これがそこに働く人達の正直な気持ちだろう。

それにしても、東京ガスと交渉した元浜渦副知事、基本合意は自分がしたがその後の契約書は役人が勝手に結んだなどと自分は役人でないような言い様は、瑕疵担保条項を含め、汚染物質除去に自分は関係ないと責任逃れが見え透いている。百条委員会では契約書を結んだ経過を明らかにしてもらいたい。

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