行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

特別時間外月100時間未満制限が歴史的??

2017-03-15 22:34:28 | Weblog
日本の特異性を示す時間外労働という働き方、特別協定を結べば月100時間まで時間外労働を認めるということが争点になって、経団連と連合が以上か未満かで対立していたが、安倍首相が中に入って連合の主張する100時間未満に決着した。なんとなく出来レースみたいで菅官房長官は「歴史的な判断だ」と持ち上げる始末。これに対して、電通の過長労働で高橋まつりさんを亡くしたお母さんは「(残業分だけで)月100時間働けば経済成長すると思っているとしたら、大きな間違いです。繁忙期であれば、命を落としてもよいのでしょうか」と厳しく批判している。過労死ラインが月80時間だから99時間は許されるということは奇妙で説明が付かない。
企業の大小を問わず、過長な時間外労働をさせている事業所があると労働基準監督署に訴える事例が絶えない。そうした事業所を厚労省が調査をしたところ驚くべき結果が出ている。
昨年11月に実施した労働基準関係法令の違反が疑われる7,014事業場に対して集中的に実施した結果、4,711事業場(全体の67.2%)で労働基準関係法令違反を確認し、そのうち 2,773 事業場(39.5%)で違法な時間外労働が認められた。
その内、時間外・休日労働が最も長い労働者の時間数が
1か月当たり80時間を超えるもの:   1,756事業場
うち、月100時間を超えるもの:     1,196事業場
うち、月150時間を超えるもの:         257事業場
うち、月200時間を超えるもの:      52事業場
 
よく死者がでなかったものだと唸ってしまう。官房長官が100時間未満に決めたことは歴史的だといってる意味が判った。春闘ではこの悲しい現実を1日も早くなくすことを労使で約束し、公表してもらいたい。
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