行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

小池百合子都知事の誕生

2016-07-31 23:04:30 | Weblog
7月16日、このブログで都知事選狂騒曲を書いた。その中で、「公示日夕方、都議選ポスターの掲示場を見に行ったら貼ってあったのは増田と小池の2枚だけだった。意外だったのは、小池のポスターがあったことだ。立候補届を出して証紙をもらいポスターに貼って、掲示版に掲げるという作業は大変な人数が必要だ。大動員をかけないと全ての掲示版に貼れない。昭島の掲示版に小池のポスターがあるということはたいしたものだ。政策が似たり寄ったりである以上、人を吟味して投票する以外無い」と書いた。結果はほんとにたいしたもので、小池百合子は圧勝し、開票速報が出る前にNHKは当確を出したほどだ。
 
NHKの分析などを見ると、演説会場の選定、緑のカラー作戦など小池のほんとの選挙対策責任者が誰かは知らないが相当の手練れものであることは確かだ。また、勝って連的な動きの中で動員人数も選挙戦に入るに連れ加速的に増えた。人物で選べと私は言ったが、行政能力を前面に出した増田は確かに自ら言う安定感はあったが、それ以上のものではなかった。鳥越は何と言ってもスキャンダルがひびいた。小池は女性ながら自民党に見切りを付けた決断力と清潔感がグリーンカラーと共に出せたのが良かったのではないか
 
私の住んでる昭島はいわゆる三多摩地区で舛添さんに袖にされ別荘を建てて貰えなかった東京の郊外だ。しかし400万以上の人口を抱え、工業、農業としてものづくりを支えてる地域だ。県の人口で見るとベスト10に入り、京都府や静岡県、広島県より多い。しかし横田基地以外空港もなくインフラでも教育補助の面でも23区との格差は大きい。そうした観点から見ると、3人の中で三多摩地区に演説に来た回数は増田、小池が多く、小池に至っては檜原村まで来ている。小池は浮動票がたよりと中央線、山手線各駅停車演説の様相だったが、グリーン、環境を打ち出している以上票は少ないが檜原村の森林視察まで入れ、当然テレビ放送された。選対責任者の慧眼だろう。
 
小池が何票とるかが今夜の焦点だ。
コメント
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