行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

お花見ゴルフも人手不足の現実に

2024-04-03 15:53:35 | スポーツ
いつも毎年春、この時期の旧友とのゴルフ、会場はクラブ前の枝垂れ桜と池の畔の桜が咲き誇る習志野カントリークラブ、昨日は今年の寒さのせいで朝には薄らとした色だったが、ランチの頃は温かい陽気で満開となりスコアはともかくレストランからの花見ワインとなった。

ところが、春の陽気に浮かれ気持ちよくラウンドして上がってきて、厳しい現実が待っていた。いつものように入浴後クラブハウスで打ち上げと思っていたが、幹事から「レストランは15:30分ラストオーダーで早々に閉まる」との宣告。

かつてはゆっくりと飲みながら反省会ができたのだが、ゴルフ場もついに人手不足がここまで来た。人手不足でキャディが足りないことはこの数年の現象だったが、レストランまで影響を受け出した。欧米の普通のゴルフ場はレストランが無いことが多く、サンドイッチ持参でラウンドしたことがしばしばだった。日本のゴルフ場でも遅かれ早かれキャディ無しレストラン無しのゴルフ場が現れることになるかも。
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水、水、水の大切さを再認識

2024-04-01 14:35:42 | 年金生活者
能登半島の各市の水道が2ヶ月経ってもまだ全面復旧してないという。NHK「あさいち」で放送され、まだ復旧してない家庭では90歳の老女が古井戸からバケツでくみ上げる様子がアップされた。現地ではあと2ヶ月掛かるというアナウンスがされ、被災者はメドががようやく立ったと喜んでいた。

昨日の ニューヨーク・タイムズ紙はインドのシリコンバレー、バンガロールでの水危機を報じている。テクノロジー産業の発展に伴い、人口が 1990 年代から 3 倍の 1,500 万人に増加した。この地域は雨がよく降るが、水管理は遅れ、50 万もの都市井戸が野放しに広がったため、帯水層は枯渇しまった。こればかりはソフトウェアでは解決できない。学校にはトイレを流すための水が不足し、洗濯機は静かになった。シャワーは使用できず、汚い水しか飲めない子供たちが腸チフスで入院している。

先日、昭島市の水道について水道局の担当課長さんから卓話を聞いた。昭島市の水道はバンガロールと同じ全て井戸が源泉、美味しい水が昭島市の売り、昭島市の井戸は100m弱の深層地下水からくみ上げミネラルが豊富だ。最新の調査で起源地は南西方向、概ね150~500mの丘陵地の雨が染みこみ、地下水となって10年~50年経って昭島へ流れて来ることが判った。深層地下水の滞留時間がかなり長いので安定しているが、改めて節水の大切さを認識した。








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ヤマハレディースオープン葛城、小祝さくらが満開、5打差を逆転

2024-03-31 17:24:43 | スポーツ
首位と5打差の5位から出た小祝さくら(25)が6バーディー、1ボギーとスコアを五つ伸ばして通算10アンダーとして今季初優勝、通算10勝目を飾った。
小祝は前半5番から2連続バーディを奪取。後半では14番から3連続バーディを奪った。優勝を意識した最終組竹田麗央はスコアを伸ばし切れず、オフに共にトレーニングをした小祝さくらお姉さんに逆転され涙をのんだ。
最終組の竹田、川岸、穴井は飛ばしや3人組で、パー5は全てツーオンを狙うという豪快なゴルフで観客を楽しませたが、ショットがそれぞれ乱れ、スコアには繋がらなかった。
小祝はショット、パット好調で、最終18番パー5では完璧なアプローチからバーディ締め。大ギャラリーの拍手喝采を浴びた。竹田は同じ最終18番、第2打をガードバンカーに掴まったがバンカーショットを10cmによせ、あわやイーグルで追いついたと思わせこれまた拍手喝采をあびた。小祝は優勝賞金1800万円の他に副賞グランドピアノをゲット。
トータル9アンダー・2位タイには岩井千怜、竹田麗央。トータル8アンダー・4位タイには河本結、桑木志帆、野澤真央が入った。

鈴木愛は11番でツアー史上初の大記録となる同一大会3度目のホールインワンを達成し、毎年嬉しさで小躍りするパフォーマンスを見せたがトータル4アンダー・17位タイで終えた。ホールインワンの賞金は300万円。

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ルネサス社長の認識不足に驚く

2024-03-28 15:19:19 | 労働
今時こんなことを株主総会で公言する経営者がいるとは驚いた。
ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は26日、日本の賃上げが画一的だとして苦言を呈した。「日本企業は『グローバル』と言う割に、賃上げの議論だけはすごくローカルだ」と指摘。「何年か後には日本企業の発想が変わると期待し、ルネサスが日本を誘導することに貢献したい」とし、古い慣習を見直して国際競争力を高めるべきだと訴えた。
柴田氏は「ベースアップなど日本以外ではほぼ聞かない。海外では事業環境が軟調な中で賃上げを実施することは考えられない」と述べた。
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日本の企業は長い間、賃金引き上げについては定期昇給とベースアップで対応してきたが、欧米の企業は定期昇給というのは無く、ジョブ対応の賃金なので賃上げはジョブが変わるか、あとは全てベースアップとなる。この30年間、日本企業はほとんど定期昇給のみの対応で、G7で見ると、グラフのように他国はきちんと毎年ベースアップをしてきたので日本の労働者は企業の業績に較べ割を食らってきた。それが日本のデフレ経済脱却ができなかった原因で、本年30年ぶりで政労使呼吸あわせで遅まきながら大幅ベースアップが実現した。


賃上げが画一的という指摘もおかしい。同一労働同一賃金というのが欧米をはじめ先進国の労働組合の目標で、賃上げもそれを目標とした画一的なものが理想だ。人間が生活していくためには最低賃金も画一的に決められなければならない。ドイツ等では地域での賃金が労働協約により画一的に決められているケースも有り、毎年の賃上げも画一的だ。

日本には欧米企業とは違い、年間のボーナス制度が歴史的にあり、企業経営者は業績に応じて従業員に報いており、自動車産業では6ヶ月~7ヶ月支給されている。この部分こそ画一的で無い部分であり、欧米企業と違うところだ。

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ワインが危ない

2024-03-27 21:40:19 | ワイン
先日、オーストラリアの赤ワインが過剰というニュースを見たが、欧米でも過剰という報道にビックリ、原因はアルコール需要減少が世界的な傾向と言うことらしい。以下ブルームバーグの報道

ワインに需要と供給の問題が発生している。生産量が多すぎるのだ。
オーストラリア、カリフォルニア、フランスの生産者たちはブドウの木を伐採しているという。ワインが供給過剰になっている大きな理由はアルコールの需要が減少していることだ。アルコールの需要の減少がワインの供給過剰を引き起こしている。

現在、オーストラリア、カリフォルニア、フランスでは、一部の農家では、ブドウ畑を処分している。
南オーストラリア州のワイン用ブドウの栽培者トニー・タウンゼント(Tony Townsend)は最近、長年ブドウを育ててきた34エーカー(4万1621坪)の畑を処分するつもりだとブルームバーグ(Bloomberg)に語った。
「ワイン業界にいることは楽しかったが、このままでは経済的に成り立たなかった」と彼は話す。ブドウは順調に育っていたが、収穫するためには2万3000ドル(約342万円)かかっただろうと付け加えている。

タウンゼントだけではない。ロイター通信(Reuters)によると、オーストラリアではワインの供給過剰に対処するため、数千万本のブドウの木が伐採される予定だ。またオーストラリアでは、2023年の時点で生産量の2年分に相当する量のワインが貯蔵されており、販売前に腐ってしまうものもあるという。

ヨーロッパやアメリカのワインメーカーにも影響が及んでいる。
自国の伝統的な食材を守るために力を注ぐことで有名なフランス政府だが、2023年、苦境に立たされているワイン業界を救うため、過剰ワインの廃棄に2億1600万ドル(約321億円)を投じると発表した。消費されないワインは、香水、手指消毒剤、洗浄液といった工業製品用アルコールの製造に使用されるという。
フランスは現在、ボルドーの栽培者が所有するブドウの木の約10%を伐採する取り組みにも補助金を出している。

また、サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)紙によると、カリフォルニアの一部の生産者はブドウ畑を処分し、代わりに他の作物を栽培しているという。
ワインの過剰生産の背景にある理由の1つは、単に需要が変化していることだ。人々は以前ほどアルコールを飲まなくなっているのだ。
同紙によると、ワインの消費量は、多くの人がワインは健康にいいと信じていた1990年代に増加したが、この10年でアメリカ人の飲酒量は減少し、生産量が需要を上回っているとという。

カリフォルニアにあるアライド・グレープ・グロワーズ(Allied Grape Growers)会長のジェフ・ビター(Jeff Bitter)は、「このビジネスに携わる人たちは、ワイン業界は常に成長することが当然だと考えていた」と同紙に語っている。


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女子プロゴルフツアー アクサレディス宮﨑、臼井麗香初優勝

2024-03-25 18:29:37 | スポーツ
昨日最終日は降雨によるコースコンディション不良のため中止、36ホールの短縮競技となり、2日目を終えて単独首位に立っていた「れいちぇる」こと臼井麗香通算13アンダーで初優勝。98年度生まれの「黄金世代」では14人目の優勝者となった。1打差の12アンダー2位に山下美夢有、10アンダー3位に小林夢果(20)「この優勝が奇跡と言われないように、2勝目を目指して日々努力していく」と本人が言ってるように、賞金女王の山下が1値打差まで迫っており、3Rやっていたら勝負は判らなかった。

臼井麗香はいつもポニーテールに大きなリボンを付けていたため、目立っていたがコースに花を添えるだけで、黄金世代では出遅れていた。オフでの筋力トレーニングによる肉体改造で4キロ増量し、人生マックスの51キロに到達。試合中もホテルでトレーニングを続ける娘を「いい体になってるね~」と母親、飛距離もアップし、アイアンが安定した。努力が報われたと言えよう。

筋肉と言えば初日首位に立った小林夢果は下位ツアーから上がってきた新人筋肉ウーマン260~270の飛距離は魅力だ。4勝を上げてる櫻井心那と同年齢で懸命に追いつこうとしている。楽しみな若手が出てきた。


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記録ずくめの大相撲春場所、110年ぶり新入幕力士の優勝、危機?

2024-03-24 22:01:11 | スポーツ
場所の前半までしこ名をどう読むのか判らなかった新入幕で東前頭17枚目の尊富士(たけるふじ)が13勝2敗で初優勝を飾った。新入幕力士の優勝は1914年夏場所の元関脇両国以来、110年ぶり2度目の快挙となった。

また、尊富士の三賞トリプル受賞は2000年九州場所の琴光喜以来、24年ぶり。新入幕力士としては1973年秋場所の大錦以来、51年ぶり2人目となる。

尊富士の前へ突き進む相撲は見事で、優勝の価値は充分ある。しかしケチを付けるつもりはないが、大相撲にとっては危機と受け取るべきだ。13勝2敗の成績を残せた横綱、大関がいなかったという異常事態だからだ。

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コンピュータ電気無ければただの箱の最新版

2024-03-23 19:00:24 | 経済
かつて、PCが出始めの頃、詠われた川柳だが、最先端のAI革命では「人工知能電気無ければ回らない」ということになりそうだ。

データセンターの増設に伴う電力需要は、AIの急速な普及とクラウドコンピューティングの拡大により急増している。
いくつかの試算と調査結果
1、国内データセンター内のAI向け電力:
ユーザー企業が毎年最新モデルのAIサーバーを購入する「積極投資」のシナリオでは、2024年末から2027年末にかけて、AIサーバー向けのデータセンター電力は約1.5倍になると推計されています。さらに、2027年末時点のAIサーバー向けDC電力は、ハイパースケールデータセンターの2~3棟分に相当する規模になるとされています。
2,世界のデータセンターの電力消費
生成AI(人工知能)の利用拡大により、国際エネルギー機関(IEA)は2026年のデータセンターの電力消費量が2022年から最大で2.3倍になると試算しています。
アメリカのデータセンターが必要とする電力供給量は、2030年までに2倍以上になるとされています。

さらにEV車の普及が電力需要を加速することが予測され、産業政策の古くて新しい課題は如何にして電力供給を確保するかだろう。

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今月のワイン、上野花見?ワイン

2024-03-21 12:13:47 | 年金生活者
40年間も続いているワイン会、2月が温かったので、昨日にセットしたのだが3月に入り急に寒くなり、公園入口の寒桜と枝垂れの咲き始めのみの花見でした。それでも外国人を中心とした観光客で上野公園は混雑していて、周囲のレストランは全て長蛇の列、ワイン会はイタリアンを予約していたので関係なかった。
韓国からはモデル撮影隊まで訪日

花よりイタリアンで飲んだワインは先ず白のトレッビアーノで乾杯、
トレッビアーノはイタリアでは全土で栽培されているポピュラーな品種、澄んだ香しい若葉の香りが豊かで、フレッシュでフルーティ。前菜のカルパッチョにピッタリ。
メインのワインはモンテプルチャーノ・ダブルッツォ
モンテプルチアーノ・ダブルッツォはイタリア中部アブルッツォ州で生産されているワインで、モンテプルチアーノは黒ブドウの品種で、ダブルッツォは「アブルッツォ州の」という意味。


モンテプルチアーノ・ダブルッツォはこのモンテプルチアーノ種のブドウを90%以上使用し、補助品種としてサンジョヴェーゼを10%まで使用することが許されている。濃いめの色で重厚感とコクのあるフルボディ、タンニンが豊富だがフルーティで飲みやすかった。




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年金生活者のマネー運用、これだけで資産は守られる

2024-03-19 21:09:15 | 年金生活者
日経平均株価が4万円になり、個人投資家の投資マネーが市場に入り、半導体株などはバブルのような急騰ぶりだ。これまで書いてきたが年金生活者は個別株に飛び付かないでインデックス投信やインデックスETFを中心に分割して買って行くことが安全だ。

2021年1月にアマゾンより「年金生活者のマネー運用」を電子出版したがその中で入門編ポートフォリオとして、初めて投資をする人に薦めたのは2つのインデクス投信かETFだった。
その一つはS&P500指数インデックス、もう一つは日経平均にインデックスするものだ。
2021年からの実績を見てみると、
eMAXIS 日経225インデックス
2021年3月19日~2024年3月19日3年間で40.53%分配金込みで増えている。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2021年3月19日~2024年3月19日3年間で86.95%分配金込みで増えている。

この二つだけで運用資産は4割から8割強増えている。インフレ対策には充分すぎるほどだ。










日本の新興市場株式はアクティブで成績の良い「企業価値成長小型株ファンド」「SBI中小型成長株ファンドジェイネクスト」など
eMAXIS 日経225インデックス

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