アジアンタムに誘われて

日々の暮らしに彩を・・・

ーーー変わりない毎日その中でふと思った事出会った事を綴っていけたらーーー

お家さん / 玉岡かおる

2010-11-27 23:01:17 | 

面白かった。

玉岡かおるさんの作品は文壇デビューの「夢食い魚のブルーグットバイ」を最初に読んで以来。

これは、「お家さん」と呼ばれる鈴木商店女社長およねさんの生涯の話。

大正から昭和の初め、日本一の年商でその名を世界に知らしめ神戸を本店とする鈴木商店。

栄枯盛衰。鈴木商店と共に歩んだ道。

又、珠喜の人生も忘れてはならない。

現在も存在する会社の礎となった鈴木商店、大河ドラマともいえる物語に感無量。映画化の話もあるらしい。ドラマでじっくり見たい気もするが・・・・・。

 オススメです。 

お家さん〈上〉 (新潮文庫)
玉岡 かおる
新潮社
お家さん〈下〉 (新潮文庫)
玉岡 かおる
新潮社

少女 / 湊かなえ

2010-11-20 11:45:10 | 

湊かなえさん本が図書館にあったなんてホントに偶然!思わずさっと手にした。

これも文庫化されるだろうなとは思うけど。

遺書から始まる物語。湊さんの作風の匂いがする。

色んな偶然がいくつも重なりフィクションであるからと思うが、旨く組み合わさって物語りは進んでいく。

女子高生の複雑な心情も旨く表現されている。由紀と敦子の友情はとても美しい。

私的には感動する場面がとても好きだけど、それだけでは終わらせてくれない湊かなえさん。

人気の秘訣はそこかしら・・・。

「人の死の瞬間が見たい」とは、衝撃的な内容でもある。

テンポがよくどんどん物語りにのめり込んだ。

読後感、爽やかとは言いがたい。

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
湊 かなえ
早川書房

ワタシは最高にツイている / 小林聡美

2010-11-19 18:38:55 | 

図書館で見つけた!小林聡美さんのエッセイ。

ご存知の通り、小林聡美さんは三谷幸喜さんの奥さんですよね。

文章が面白かった、自分でも突っ込み入ってくすっと笑える。

ご自分の生活の事から女優としての日々、犬の事、山荘での事などなどウィットにとんだ書きぶりで楽しませてもらいました。

他にも著書があるみたいで他のも読んでみたくなりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近、期末テストが近くてクラブもなく次男が3:30頃に帰ってくる・・・早い(汗)

何だか慌ただしくって・・・でも私は気にせず読書にいそしんでいる。なぜってそうすれば何も言われないからです。ちょっとした逃げ場になっています。

ワタシは最高にツイている
小林 聡美
幻冬舎

喋々喃々 / 小川糸

2010-11-15 19:56:25 | 

心が体がほわほわしたような感じ。

小川さんの文章のせいかな?小川さんの文章好きだな・・・

美しい言い回しに美味しそうな料理、私も住んでみたくなる東京谷中界隈、ちょっと顔を出したくなるようなアンティークきもの店「ひめまつ屋」、丁寧な着物の着まわし術、この本を読んでいる間は本当に素敵な素敵な時間でした。

ソファーの角を陣取ってゆっくりとした時間・・・至福の時。

読んでしまったのが残念で寂しい。

「おいしいものを一緒に食べたい人がいます。・・・・東京・谷中でアンティークきもの店を営む栞の恋と家族の話」と帯に書いてありました。

「食堂かたつむり」も好きだったけど・・・・「喋々喃々」よかったです。 

喋々喃々
小川 糸
ポプラ社

乳と卵 / 川上美映子

2010-11-09 18:58:03 | 

第138回芥川賞受賞作品。

最近、文庫化もされて買おうかと思っていたのですが、偶然にも図書館で発見、思わず手に取りにんまりしてしまった。

どんな作品か読んでみたかった。「ヘヴン」も読んでみたいのよね。

でも私には描写が激しくって関西弁もなんか引っかかるし、改行も少なく始めは読みずらかった。読み進めると緑子ちゃんの喋らない理由も分かる。所々にある緑子ちゃんの日記が切なくって・・・

内容としては、東京で姉と妹と姉の子供の緑子と過ごす3日間の話なんだけど。

川上美映子さんって歌も歌われるのね・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

風が冷たい日でしたね。

次男が野外活動でいないのでご飯が楽勝!

「99年の愛」見ましたか?始めは5日間も見れるのかと思っていたのですが、見ました。

とっても良かった。人生ってこんなに何度も奮起できて凄い。とものどんな逆境にあっても前向きな所が印象的でした。

乳と卵
川上 未映子
文藝春秋

ソロモンの犬 / 道尾秀介

2010-11-04 13:37:40 | 
面白かった。
最後まで作品に引き付けられ、旨く作者に踊らされ、えっこれで終わるの?と思ったがまだまだ色々あって、読みやすくって、あっという間に読み終えてしまった。
幼い友はどうして死ななきならなかったか・・・・・。犬の行動を探りながら、友の行動を探りながら・・・・
間宮先生もいい味出してる。
静の妄想も面白い。
ちょっと笑えて、でもとっても悲しく、まさに青春ミステリー!
読後感もとっても良かった。

ソロモンの犬
道尾 秀介
文藝春秋

夜をゆく飛行機 / 角田光代

2010-11-02 15:22:54 | 
夜に空を見上げると飛行機が飛んでいるのを見つけることがある。
色んな人の未来を乗せて飛んでいるんだろうなと改めて思ったりして・・・ふと自分の小ささが身にしみる。

四人姉妹が出てくる。
高校時代に駆け落ちをした事がある有子(長女)に、小説を書いて大賞を取った寿子(次女)、洋服やお化粧にたけた、そして後にこの酒屋を継ぐと言う素子(三女)そしてお嬢様学校を途中でリタイヤした語り手の里々子(四女)。
昭和の若草物語のような・・・・。

次女の寿子が小説で大賞をとった事から始まる、いや変わっていく谷島商店一家の物語。
優しくもあり、描写が美しくもあり、何気ない毎日を描いているのだけど、それが又いい。

直木賞受賞後の初の長編だそうだ。

夜をゆく飛行機
角田 光代
中央公論新社

リストラン・テ・マツバラ

2010-11-01 20:13:38 | お出かけ
もう一週間になる。早いもの・・・先週の月曜日友達と創作フレンチのお店にランチを食べに車で出かけていきました。
何ともいえずこじんまりとした素敵な店内で落ち着きます。
お料理も美味しかった。
大根のスープに9種類の前菜、メイン料理(数種類から一つチョイス)、デザート(数種類から4種類チョイス)飲み物をチョイスして大満足!

その後、あるところに出かけ大爆笑してストレスを発散してきました。楽しかった。