鎌倉高校前

この高校に通ってたら
人生変わってたかもしれない

キミがぽつりとそう言う

帰り道
駅のホーム
海に沈む夕陽


確かにそんなシチュエーション
きっと恋愛しないわけにはいかない

海と過ごす青春
海を感じる恋愛

ガタゴトと海沿いを走る
波を遠くに映し
波催情剤 と別れ

小さな街を抜け
行き交う人を眺め

時代と背景は違えど
そんな刻が確かにあった

過ぎ去ったきらきらの記憶

青春という媚薬カプセル 想い出の欠片を
梅雨色の空に投げたら

それは永遠の記憶となって

アタシの中に舞い戻ってくる

違う青春を過ごしてきたけど
別の道を歩いてきたけど

いまこうしていっしょに居る
キミとアタシ

その現実が全て

今日も紫陽花色の雨が降る
永遠の記憶が降り注ぐ