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【会津野】ブロックチェーンと地域通貨

2016年09月22日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

中国の出版社「青島出版集団」が、札幌にある渡辺淳一文学館を、所有していた大王製紙から買い取ったニュースがありました。ジャーナリストの福島香織さんによると、偽札が横行している人民元を、価値ある資産に替える目的があったのではないかと話されていました。

さて、「ブロックチェーンの衝撃」(ビットバンク株式会社『ブロックチェーンの衝撃』 編集委員会編)を読了しました。

この本には社会に役立つだろう技術的提案として、いくつかのことが記されていました。身近なことを2つご紹介します。。

ひとつは、地域振興券などの地方創生の取り組みを、ブロックチェーンを用いた地域通貨をプレミアムとして使うことです。

例として、ある地域内(ココでは会津と仮定しておきます)に存在する旅館の宿泊が出来る1万円の宿泊券を法定通貨である日本円1万円で販売し、プレミアムとして3000円の地域通貨を付与します。同時に、会津のいろいろなお店に地域通貨が使用出来る加盟店となっていただき、宿泊券を買ったお客様が「まち」で地域通貨を使える仕組みを整えます。そう、昨年実施した「奥会津ふるさと応援商品券」みたいな仕組みをまず作ります。

【会津野】奥会津ふるさと応援商品券から見えること ←奥会津ふるさと応援商品券については、こちらをご覧ください。

地域通貨については、ブロックチェーン技術を用いて、会津の銀行が発行管理(3000円分の所有権を宿泊券購入者に移すこと)し、加盟店で使用されたら、加盟店がブロックチェーンに接続するウォレットアプリで宿泊券購入者から加盟店へと所有権を移すという仕組みです。この仕組みで所有した地域通貨は、この地域内の加盟店でしか使用できないので、地域内をぐるぐると価値の移転が活発に行われるということを促し、地域経済が活発化するというものです。

もうひとつは、民泊や配車アプリなどのシェアリングエコノミー分野で、やはりブロックチェーンを利用して利用相当額をやりとりしようというものです。こちらは、プレミアムではなく、ポイントのようなもので価値を表現し、宿泊サービスや移動サービスの提供者と利用者の間で価値をやりとりします。その価値は、ここだけに使えるものなので、不特定サービスでないいわゆる会員サービスとして、法的な既存の業界からの訴訟リスクを避ける方法として紹介されていました。

法定通貨日本円は、日本銀行の努力によりほとんど偽札が出回っていませんが、金融政策で金利が変わったり量的緩和で発行量が突然増えたりと、オカネの質について「だいじょうぶか?」という疑問があります。EURO危機の際も、EUROから他の通貨へ両替する動きがありました。

ブロックチェーン技術を用いたビットコインを代表とする仮想通貨は、コンピュータのビット数を元にした発行上限をルールとして定め、それを改変できない仕組みとされています。マウントゴックス取引所の破綻でビットコインを買うために預けていた法定通貨を失うことはあったものの、これは銀行強盗みたいなもので、ビットコインそのものの仕組みが否定されるような質に疑問がついたことではありません。また、日本語では分散台帳管理と呼ばれる方式は、一度ビットコインに記録された所有権がすべての分散台帳で保管されるため、改ざんが不可能になっています。そして、分散システムなので、すべてがシャットダウンしない限り、取引が中断されることがありません。

冒頭の「偽札不安からの価値移転」や、さらに「オカネの質への疑問」、「キプロスで起きた銀行の閉鎖による取引中断」など、法定通貨に疑問を感じた人々が、ビットコインを代表としてブロックチェーンを用いた通貨に両替する事例が実際に巷で起きている現状を見ると、上の2つの事例も世の中に支持されるかもしれません。

昨日、ビットコインが暴落したので、今朝少しだけ日本円からビットコインを買ってみました。

この本では、最終的には中央銀行がブロックチェーンを用いたデジタル通貨を発行するところまで行くだろうと書かれていました。

IoT(モノのインターネット)は、ロボットと言っても良いでろうハイテク家電が、デジタル通貨を用いて他からエネルギー供給を受けたり、生産物の価値をデジタル通貨で決済したりする世の中です。つまり、人々の手から離れたところでロボットがオカネのやりとりをする世の中です。そして、ロボットたちは、人に価値を提供しながら、自らも経済価値を失わないゼロエミッションを目指さなければ、存在価値がありません。ここではデジタル通貨でのやりとりが前提です。

ブロックチェーン技術と交換経済の仕組みを知り、うまく活用すれば、人々にとってのパラダイスがやってくるかも知れませんね。

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

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