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【会津野】道徳というものをとことんまで掘りさげると…

2016年10月05日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

先日読んだ宮台真司さんの「まちづくりの哲学」 に引用されていた書籍を読んでみました。「社会はなぜ左と右にわかれるのか」(ジョナサン・ハイト著、高橋洋訳)です。

オバマ大統領が再選した2012年のアメリカ大統領選挙の前に出版されたもので、リベラルと保守の心の奥底を明快に分析し、ベストセラーとなった本です。

内容は、「道徳」について、徹底的に掘り下げた考察がされています。

著者が掲げる3つの原理として、

第一原理 「まず直観、それから戦略的な思考」

第二原理 「道徳は危害と公正だけでない」

第三原理 「道徳は人々を結びつけると同時に盲目にする」

とし、結論は、

第一原理…理性は情熱の召使にすぎない。

第二原理…リベラルは<ケア><公正><自由>基盤に依存し、保守は<ケア/危害><公正/欺瞞><忠誠/背信><権威/転覆><神聖/堕落><自由/抑圧>の道徳基盤をあらわす。

第三原理…道徳は集団間での争いのなかで、集団内での協力関係、およびそれを可能にする道徳が、人々に適応的な優位性を与えるようになった。しかしこの結びつきは、ある集団が別の集団に勝つための手段を提供するものであり、自集団中心の郷党的なものになる。

と導いています。

リベラルは<制度>に走りがちで、保守は<技術>に走りがちだ。制度の変更がままならないがちがちの政治状況のなかで、技術を使って実質的なモノとコトを勝ち取る勢力が台頭してきているのが、今回のアメリカ大統領選挙のように見えてきました。

所得再配分のような<制度>で貧困や格差を救うのが良いのか、ポケモンGOのような<技術>を無料で公開して楽しく幸せな世の中にするのが良いのか、「道徳」という観点から世の中を考えるには良い書籍です。

宮台真司さんが「まちづくり」で紹介するってことは、この手法を「まち」の人々にも応用すべしということ。郊外の大型店舗に駆逐されてしまった「まち」を、<ケア/危害><公正/欺瞞><忠誠/背信><権威/転覆><神聖/堕落><自由/抑圧>の対立軸を用いて表現する提案を考えなくてはならないですね。

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

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