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【会津野】誰のため?

2017年04月25日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝は、気になる新聞記事がいくつかございました。

まずは福島民報から。

1面トップの「有機JAS認証支援」という記事。認証目標は現在の2倍です。

有機JASは、有機農業の認証制度ですが、平成28年度の福島県内の認証農家は74人、215ヘクタールとのこと。ただ、この認証を受けずに有機農業を行う農家も存在しています。記事では、認証取得農家と同程度存在すると分析されていることが記され、非認証の有機農家が認証を受けやすいように認証費用を補助する政策を報じています。

良く考えると、この政策は有機農家が増えるわけではなく、現在認証を取得していない農家が認証を受けやすくするに過ぎません。消費者が求める有機農産物が増えることではないのです。

では、誰のための政策なの? 認証業務を増やすための省益増進。つまり、お役人のためのお役人が作る仕事としか見えません。

さあ、次は「民報サロン」。福島県内の方々が書くエッセイが載っているコーナーです。今朝は、同じ会津美里町内の竹内樹美さんのもの。

彼女は、建築家の仕事をしつつ、観光まちづくりの各種事業に参加されている方。エッセイには、出産直後に遭遇した原発事故により不安に苛まれた日々のことから、現在にかけての心境の変化が綴られています。

最後には、「ここに住む仲間と一緒に町を盛り上げ、子どもたちの自慢の古里をつくりたい」と結び、"まちづくり"が目的であることがとても良くわかる文章です。

つまり、彼女の行動は、ここに住む住民のためということ。

次は日本経済新聞の「一目均衡」。ここは、新聞社の編集員が書く記事です。

取り上げているのは、水道事業のコンセッションのこと。水道の民営化を含む水道法改正が通常国会で審議されています。記事では、かつての国鉄が多くの利用者のために多大な赤字を垂れ流していたことを引き合いとし、民営化によって事業赤字の大部分が削減されたことを報じています。水道事業は、交通と同じく、暮らしの上で欠かすことのできないもの。ただ現在は、自治体が非効率な水道事業を行い、多くの負債を抱えたり、赤字を垂れ流したりしています。民営化されたJRと同じように、水道事業のJRが生まれるかという内容となっています。

この改革は、広く一般の人々におおいに関係がある記事で、影響を受けるとすれば、お役人が行っている水道事業の仕事が民間に移され、お役人の仕事がなくなるということ。

近頃、「この記事は誰のためのもの?」ということを考えながら読むクセを付けているのですが、このようなことが見えてきました。

「post truth」、「fake news」など、自己誘導的な風潮が強まっている昨今、他己や全体の利益を誘導する本質的なものを見抜かねばなりません。

「誰のため?」。この視点、大切です。

今日も素敵な一日を過ごしましょう。

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