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【会津野】東日本大震災後の人間関係の変化

2016年02月12日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

放射冷却で冷えた朝を迎えている会津野です。気温はマイナス8℃です。

1月31日にご紹介したヒトの六次化の原文となった書物を読んでみました。「キャラ化する/される子どもたち」(土井隆義著)です。

大学入試センター試験には、現代のカルチャーを引用しているところが出題されましたが、原文は教育についての評論となっていまます。

この本は、2009年に出版されたもので、東日本大震災前の子どもたちの様子が記され、子どもたちの人間関係とコミュニケーションの位置づけについてがその中心でした。

同じ著者が2014年に出版した書物「つながりを煽られる子どもたち」も同時に読むと、子どもたちの周りの人々である親や学校の先生方との関係が「フラット」になってきている変化を示した後に、「いじめ」という題材を使って仲間に包摂される状況と排除される状況の違いを述べています。

象徴的なのは、「意識が高い」という言葉の紹介で、従来は意識が高いということは絶対的に良いことと捉えられていましたが、今日では皮肉を込めた蔑称として使われる機会が増えているということです。

意識が高い人はたいがいの場合目立ちます。目立つということは、フラットな関係を傷つけることが多々あります。これは、いわずもがな「空気が読めない」ということにつながります。現代の「意識が高い」人材は、社会や人間関係においてはその表出を押し殺して生きていると云うのです。

著者は、フラットな関係を保ちながらより良くするために2つの提言をしています。

・いま私達が目指すのは、内部で閉じた強固な結束ではなく、緩やかに外部へと開かれたつながりにすること

・無縁化への対応も、けっして過去の共同体を復活させることではなく、むしろ人間関係の軸足を外部へ広げ、現代に見合った形へとつながりの質を転換させていくこと

を謳っています。

人間関係の本質を言葉で表現することはとても難しいことですが、東日本大震災を境として、この分野はとても大きな変化が起きたと感じますね。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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