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【会津野】次期「希望社会」はどんな形なのだろう?

2015年07月30日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝も薄い霧が出ています。23℃の会津野の朝です。

「希望格差社会」(山田昌弘著)を読みました。

この本は、著者が社会学者だけあって、なんと言っても「良く社会を観察しているな」と感じさせられる内容でした。

まず最初に、1990年頃から社会が大きく変化したことが述べられています。この変化は、「リスク化」と「二極化」と定義され、それぞれを詳しく考察します。リスク化は、いままでリスクとして存在していなかったことが、社会変化によりリスクとして表面化することです。二極化は、いわゆる「勝ち組」と「負け組」に二分されることです。

1990年以前の「安定社会」の事を述べた後、1990年からの「職業」、「家庭」、「教育」の不安定化を考察し、表面化した「リスク」から逃避する人々の様子を考察します。その結果が、現代の格差社会であることを導き、最後にはその対処法の提言でまとめられています。

この本は、2004年出版のもので、もう10年以上も前のものですが、2015年現在の格差社会でも本質は全く変わっていないと感じました。そして著者が提言する対処法についても、社会は先送りするばかりで、「負け組」から「勝ち組」へと若者が這い上がる希望がなかなか持てないままです。

先日読んだ「絶望の国の幸福な若者たち」からは、この国の社会が自壊すると、若者たちが希望が持てることが想起されることを書きました。かつての封建制社会から自由制社会への変化の際は、人々はより優位な立場を目指す希望が生まれ、社会が大きく発展しました。いま、その自由制社会が「自己責任」という自分が選んだ結果に責任を持たされることにより、行き詰まりを見せています。そうです、明治維新から続く変革のごく現代に近いところで生まれた若者たちに、生まれた家庭環境や教育環境を含んだ「自己責任」を押し付け、自由制社会での「負け組」を認めさせているのです。

次に来る「希望社会」は、いったいどんな形なのか。希望など考えなくてもよい封建制社会へ逆戻りするのか。それとも、本質的に下克上推進社会へと舵を切るのか。ここまで行き詰まってくると、私が生きているうちに、大きな転換があるのだろうと思います。考えると夜も眠れなそうです。

今日も素敵な1日を過ごしましょう。

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