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【会津野】ナッジ(Nudge)

2015年12月26日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

うっすらと雪が積もりました。気温はマイナス3℃、晴れた朝です。

今週は、さまざまな契約見直しをやってみました。固定電話料金、インターネットプロバイダ、携帯電話料金、電気料金などなど。

スマートホンについては、政府が値下げするようにキャリア3社に勧告しましたが、こちらはすでに格安スマホを心地よく使っているので、今回は見直しなしです。

結果としては、総額で月額5000円ほどの節約をすることができました。そして、俗に言う「2年しばり」は携帯電話契約だけになった(今回は努めてそうしてみました)ので、私の更新月である2016年6月に契約を見なおして、解約金が発生しないようにしようと考えています。

今年は、相続という形で携帯電話契約の解約する経験をしたのですが、相続での解約でも、しっかりと解約違約金がかかり、はっきり言って「ひどいな」と思わされました。

昨今、ちまたでの契約に多く発生している「解約違約金」、これは人々が直感的に選択する商品に仕込まれているもので、こういう働きを「ナッジ(Nudge)」と言います。

このナッジ、どんなものなのでしょう。例えば「臓器提供意思表示カード」を考えてみると、臓器提供をデフォルトと考えている国と、自分の意思で提供すると考えている国では、ナッジにより大きな差が発生します。

デフォルトで提供をすることにしている国は、難病を患い臓器移植に適さないなどのごく一部の人だけが、臓器移植をしない意思を現すものの、99%超えの人々が臓器移植の意思を持つようになっています。

一方日本では、デフォルトは提供しないとし、自分から意思表示をすることになっているので、約18%の意思表示カードの所持率となっています。

臓器提供という事柄は、だれしもが直感で意思決定をできるものではなく、熟慮のうえ行動を起こすものです。

臓器提供をするという意思表示も、しないという意思表示も、熟慮することをためらったり、あとで考えようとする人は、デフォルトのままにして行動しないという現象が起きます。

そんな人々の習性をうまく利用しようとするのもナッジです。

電話業界では「自由化」が進み、意思さえあれば、画一な高い料金でサービス提供している会社以外のサービスを選ぶ自由を私達に与えてくれました。

しかし、世の中の民間企業は、ナッジのような心理的行動を研究して、自社製品を結果的に高く買っていただくように誘導することが多く見られます。2年しばりで最初の支払いを安く見せるのも、そのひとつです。

電力の自由化もだんだんと近づいてきています。熟慮して市場から選ぶことと、刻々と変わる市場で魅力的な商品が登場したときに選択出来る自由を確保するため、これまで以上に熟慮としばりからの開放が求められます。

しかし、契約をしばらず、画期的なサービスをどんどんと市場投入する会社もあります。今回の契約見直しは、そういう企業のサービスを見比べて検討してみました。

選択をする自由は大変素晴らしいものです。しかし、民営化と自由化という流れについていく賢い消費者になるためには、相応の努力が必要になりました。

ずる賢い業者に文句を言うのではなく、市場で楽しくウィンドーショッピングしながら、賢い選択をする力を磨くこと。これが、社会で幸せに過ごすコツなのかもしれませんね。

ずる賢い業者だけの業界には、政府が苦言を言ってくれるのですから。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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