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【会津野】次世代への投資と定量分析

2015年05月26日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今日もきれいに晴れた空、14℃の会津野です。畑のいちごが赤く色づいてきました。

昨今の社会において、様々な分野で定量的な分析を求められることがとても多くなってきました。例えば、スーパーマーケットで台所洗剤と食料品を隣り合わせて売った場合と、調理道具と食料品を隣り合わせた場合、どちらが食料品の売上に寄与するかといったようなことを数値で現すということ、それが定量分析です。

こういう問題は、消費者の心理的な部分を数値化することにより、料理をするという前向きな反応を促す方が、食べた後の片付けよりも、人々に受け入れられることを示し、売上がUPするというように用いられます。

様々な業界において、定量分析により販売を伸ばす試みが行われています。

藤沢数希さんが唱える「恋愛工学」といものがあります。男女の恋愛が成就する方法を解析し、より「可能性が高い」=「確率が高い」方法を追い求めるものです。賛否両論がありますが、男女の恋愛までもが定量分析されるようになっています。先日、人とコンピュータの可能性では、人工知能がビックデータによる確率論へ変わってきていることを述べました。こういう流れは世の中の必然的なものでしょうが、一方、恋愛を成就させても家庭を築くということまで至らず、最終的な結論を得ない問題も起きています。

そもそも、定量分析は、経済活動をより効率的に行うために用いられることが第一です。恋愛までもを経済活動と捉える方がいることはとても残念ですが、その延長線上の家庭を築き、次世代を育成するということについては、まだ経済活動とは捉えられていないようです。経済活動としてこのステップに進むには、資本となる資金をパートナーと共有化し、出資比率に関係なくそれぞれの将来像へ向け同じ意思決定を持たねばなりません。そして、投資先である子供の育成については、約20年にも渡る投資を必要とするものの、一人前に育つ確証もない。そして、次なる資本を安定的に稼ぎだす存在となる確率を定量分析しようにも、あまりにも多くの変数が介在することでなかなか難しいのが現在の状況です。

藤沢数希さんは、現在の若者は、パートナーと資本の共有化をすることが出来ず、結婚に至らないと言っています。

定量分析できない分野は、博打であるという捉え方があることは確かでしょうが、こういうわからない分野の中には、人間の本質である幸せが存在しているような気もします。

近頃、定量分析する分野としないほうが良い分野を分けて考えるようにしていますが、次世代への投資は定量分析しないほうが良いかもしれませんね。

さて、テレビで、島根県海士町(あまちょう)のことを報じていました。海士町は、町長や町の議員さん、町の職員の給与をカットして資金を捻出し、次世代を担う若者が産業で稼ぎだすことを目的として、町内の産業育成に多大な投資をしています。町営の学習塾や、水産加工施設の建設、肉牛の育成支援など、人にも産業にも様々な投資をしています。そして、この少子化時代のさなか、若年層の移住者が増え、島留学する高校生があふれ、教室が足りなくなるほどの成果を出しています。

また、鹿児島県三島村での移住公募には、想定を超える応募が殺到し、受付を中止するほどになっています。こちらは、離島の一次産業従事者に投資し、同時に人口減を食い止めることが目的ですが、3年間の生活費支援と牛1頭の給付というユニークな内容です。何故か外国人の応募が多いようで、この移住に対しビザが発給されるかどうかは疑問であるものの、「離島の一次産業で生きる」という選択肢を選ぶ若者は、定量的には多いようです。

「次世代への投資」は現在の定量分析では成功の確率を出すことは出来ないけれど、こういう博打(失礼?)をする地方が増えれば、定量的に成功の確率を示すことができるかも知れません。

経済効率性を追求する定量分析に続き、幸福の定量分析がなされ、人々がそれに向かって明るい将来を描ける時代へとの変化が来ることを願いたいものです。

今日も素敵な1日を過ごしましょう。

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