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【会津野】映画「マネー・ショート」

2016年07月12日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

私の読書ノートの2014年12月に「世紀の空売り」(マイケル・ルイス著:2010年9月出版)があります。

この原作を映画化した「マネー・ショート」が2016年3月に公開され、この度DVDが発売になりました。

書籍は、金融の仕組みをよく知らないとなかなか理解出来ない事が多かったのですが、映画は比喩をうまく利用し、鑑賞者にわかりやすく伝わるような工夫がされていました。

例えば、CDO(債務担保証券)という金融商品が出て来ます。この証券は、証券化された商品をさらに証券化したものを言いますが、この説明ではなかなかわからないですよね。

映画では、ラスベガスでポーカーに興じている人々を例に、ポーカーでゲームをしている人の掛けそのものを最初の証券とし、ゲーム参加者とディーラーのどちらが勝つかという掛けを、もともとの証券から派生する証券と例え、これがCDOの構造だと説明します。

2008年のリーマンショックは、住宅市場でローン返済の滞りが増加したのに、住宅ローンを組み込んだもともとの証券の値段が下がらないという現象が起きました。そこにひずみがたまり、その証券から派生するCDOにも巨大なひずみが発生します。それらがはじけたとき、大激震が起きて経済破綻が起きたのがリーマンショックです。映画では、その尻拭いを、証券化した人々ではなく納税者がするということが表現されています。

映画の最後では、「2015年にCDOと同じデリバティブが売りだされた」という、原作にないメッセージが流れます。

いま、ドイツ銀行のデリバティブ残高が約75兆ドルあると言われていますが、世界全体のGDP合計は約66兆ドルです。なので、1つの銀行が持つディバティブだけで世界全体の生産額より多い現実が、リーマンショックから8年で表出されています。

畑に種を蒔くという投資は、全てが大きな実を付けることを望むのは難しいですが、命をなくすような破滅的な事態になってしまうことはありません。金融は、トキに破滅的事態を引き起こしてしまうことがありますが、これを納税者が救済出来る大きさを越してしまう事態となったことを考えると、恐ろしいものです。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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