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【会津野】真珠湾攻撃

2016年12月25日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今年5月27日、伊勢志摩サミットで日本を訪れたアメリカのオバマ大統領が、広島で核兵器廃絶のスピーチを行いました。

まもなく、日本の安倍総理大臣が、ハワイの真珠湾を訪れる予定となっています。

真珠湾攻撃があったという事実は知っているものの、そのときの背景などをあまりよく知らなかったので、調べてみました。

例によって会津出身の博士 小室直樹先生の「日本の敗因」という書籍から、その内容を記してみます。

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真珠湾攻撃とは、1941年12月8日午後1時(ワシントン時間)、ハワイの真珠湾で日本がアメリカ艦隊を全滅させた攻撃を言います。

アメリカは、「卑怯きわまりない騙し討ち」として日本を強く非難し、これにより太平洋戦争が開戦しました。

日本は、「奇襲」と言っていますが、ここにはさまざまな背景がありました。

アメリカは、攻撃前から、日本という国は奇襲攻撃を得意としていることを知っていました。真珠湾についても、奇襲されるかどうかのシュミレーションを重ね、もしアメリカの戦力で奇襲するとしたらどのようにやるかを考えました。まず、日本から空母をハワイ近海までアメリカに見つからないように派遣し、そこから多数の飛行機を飛び立たせる必要がある。その飛行機も、攻撃する前に反撃されないようにするには、どうするか。そういうことを考えます。いろいろと考えた結果、この攻撃はまず無理だと判断し、真珠湾への奇襲攻撃は考えられないと結論づけました。

さらに、日本の空軍能力についてのリサーチが不足しており、アメリカの持つ飛行機の能力を上回るゼロ戦が存在していることを夢にも思わなかった。すでに研究していた日本の飛行機の能力ならば、アメリカの艦船を水平攻撃しても、大した被害は出ないだろうし、海中からの魚雷攻撃も、真珠湾は浅瀬なので、浅瀬を精確に進む魚雷の能力があるとは到底想定できなかった。これも、奇襲されるとは思えない理由でした。

ところが、日本は1941年10月に、浅瀬でも安定して魚雷が進む安定化装置を開発していた。相手に戦力を知られないうちに、戦力を増強していたのです。

奇襲が行われたとき、アメリカの3隻の空母が真珠湾から外に出て航行していました。第1回目の奇襲のとき、パイロットたちはハワイの石油基地を見つけ、これをたたけば、アメリカの戦力を壊滅的に奪えることを認識しました。だがこのときの日本の司令官であった南雲忠一は、目的を達成したしたので2回目の攻撃はせずに、すぐに日本へ戻ることを命令します。

奇襲を免れた3隻の空母は、攻撃されなかった石油を使い、日本に復讐攻撃を開始。マーシャル諸島で今度はアメリカの奇襲を受けることになる。

ところで、なぜ「卑怯きわまりない騙し討ち」ということになったかに触れておこう。

当初は、12月8日午後1時に宣戦布告をし、攻撃を開始する予定となっていた。

開戦前夜、アメリカの日本大使館では転勤する寺崎英成書記官のために送別パーティーが開かれており、井口貞夫参事官と奥村勝蔵書記官が、グデングデンのヘベレケだった。なんと、日本からの入電文書の暗号解読とタイプ打ちを怠った。

翌朝急いで宣戦布告の文書を準備するも、アメリカのハル国務長官へ渡ったのは午後2時過ぎであった。

日本の軍部は、精確に午後1時に攻撃を開始。よって、宣戦布告前に攻撃したので「卑怯きわまりない騙し討ち」ということになった。

これは軍部が悪いのではなく、外交官である井口参事官と奥村書記官の失態である。

さらに、国際法では、アメリカの駐日大使に口頭で日本の外務大臣が伝えれば宣戦布告は成り立つことになっている。これならば、わざわざ暗号でアメリカまで電報を打たなくても済むので、事前に相手に暗号解読される心配がないが、この国際法の中身を日本政府は知らなかった。ここに、日本政府の失態もあった。

このように、事務方の失態により、日本は「卑怯な・・・」というレッテル貼りをされてしまったのだ。

ちなみに2人の外交官は政府の命令をしっかりと実行できなかったにもかかわらず、まったくお咎めなしで、戦後に外務事務次官にまで出世しているというからビックリです。

歴史に「もし?」はありませんが、宣戦布告を行ったうえ、相手の戦力を知り石油基地を含めた的確な攻撃でつぶしていたら、太平洋戦争は違っていた結果となっていたかもしれません。

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さて、集団的自衛権行使を閣議決定し安全保障関連法案を成立させた安倍総理大臣は、真珠湾でいったいどんな発言をするのか?

近頃、急に政治家のポスターが街にあふれてきています。国民に信を問う必要が生じるような重大なことを言うのだろうか?

関心を持ってテレビ中継を見ようと思います。

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

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