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【会津野】とらわれない心

2017年03月18日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

昨日は、中学2年生の息子の立志式。わが子は「とらわれない心」という誓いをたてました。

この言葉、私が大学を卒業した22歳のとき、四国への旅行で宿泊した定福寺の住職から頂いたもので、我が家にいまも貼ってあります。

世の中に流されず、信念を持って生きるという意味合いです。

息子は、この言葉を気に入ったようで、言葉通りにこれから生きていってほしいものです。

さて、昨日は、朝日(電子版)、日経、福島民報の3紙で、森友学園問題の記事を読み比べてみました。

朝日新聞は、一昨日の参議院予算委員会による小学校建設用地の視察と、野党4議員による籠池理事長私邸での面会の様子を詳しく報じていました。

日経は、1面で証人喚問を23日に行うことを小さく載せ、防衛省の日報の記事のなかで、防衛大臣と籠池氏の関係をわずかに報じていました。

福島民報は、1面トップで「爆弾発言」という言葉を使い、安倍総理大臣を含む官邸の反応を報じています。

この3つの記事を読み、現場で取材をしたのは朝日だけだなと感じました。

一方、この森友問題が報道され始めた早い段階で籠池理事長への単独インタビューを行ったTBSラジオのSession22では、荻上チキさんがたびたび「官僚の忖度(そんたく)」に言及しています。

そんななか、ちょうど読んでいた本の中に、忖度という言葉がでてきました。

「社会という荒野を生きる。」(宮台真司著)です。

ここには3つの例が出て来ます。

1.高崎山のサルの名前「シャーロット」

サルの飼育で有名な大分市の高崎山自然動物園が、サルの赤ちゃんの名前を公募したら、「シャーロット」という名前が多数だったことがあります。この名前は、イギリス王室の王女の名前と同じで、サルに同じ名前をつけることに批判の声が殺到。忖度して、サルの名前を「シャーロット」にしない法が良いという意見もありました。イギリス王室に問い合わせると、「特にコメントはない」との返事。つまり、「好きにしてください」との反応で、この例では、忖度する必要はないということでした。

2.小沢一郎氏の不起訴

民主党政権が出来て数か月後、小沢一郎氏が民主党幹事長だったとき、政治資金問題で秘書が起訴されるも本人が不起訴になったことがあった。その時、副幹事長だった生方幸夫氏は、<不起訴になってもシロだとは思わない><政治資金問題の説明で納得していない人や幹事長をやめるべきだと思ってる人がいる>と批判した。これを聞いた小沢氏まわりの民主党幹部は、小沢氏のことを忖度し、有罪確定前は推定無罪の原則により、これに反した言動をとる生方氏を解任。その後、小沢氏が「勝手なことするな」と言い、わずか5日で解任の撤回が起きた。

3.311の時の海水注入

福島第一原発の事故の際、事故の起きた原子炉を冷やすために海水を注入することを、当時の東電副社長武藤栄氏が<海水注入に努力していたが、総理、あるいは官邸の了解が得られていないという空気が伝えられたので、中断を決めた>と発言。総理自信がそういうことをいったわけではなく、総理の意向を忖度した。ただ、この時は、現場の吉田所長が、海水注入を現場判断で継続していた。

このように、日本では大事な場面で忖度ということが、たびたび起きます。

籠池氏が言う<安倍総理から100万円の寄付をいただいた>と許認可を出すセクションが聞いたら、<総理が応援しているのだったら便宜をはかろう>という忖度が行われても不思議ではありません。

この忖度が正しいことなのか、正しくないことなのかの判断は私にはできません。ただ、もう少し真実を確かめる必要があったのかもしれません。権威を振りかざされる場面に遭遇したとき、その権威が事実かどうかを確かめること。これは、普段の生活でも必要なことだと感じました。

「とらわれない心」で信念を貫き、わからないことはしっかりと確かめられる大人でありたいし、息子にもそうなってほしいものであります。

今日も素敵な一日を過ごしましょう。

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