おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
本日も、まず民泊ウォッチャーから。
まもなく閣議決定し国会に提出されると言われている住宅宿泊事業法案について、自民党党内での了承が持ち越されたという報道がされています。
180日以内の営業日数を自治体が制限できる条件などについて、政府は今後ガイドラインとして示すとしているが、それでは法的根拠として乏しいという理由からです。
さて、先日、クラウドファンディングのサイトを見ていたら、素晴らしいプロジェクトを見つけました。
鹿児島の廃校に、家も作れる日本最大のファブラボ「ダイナミックラボ」を作る!です。
募集額250万円での計画ですが、なんと募集額を大きく超え、すでに400万円近くも集まっている大変注目されているプロジェクトです。
興味のある方は、各自ご覧いただくとして、内容を簡単に要約すると、
1.自然環境を破壊しない
2.搾取に加担しない暮らし
3.見捨てられるものから経済価値を作り出す
4.地方に雇用を生み、地方で働く人を増やす
5.本質的な学びが実践される空間を作り出す
という思想が裏に流れていることが明確です。
このプロジェクトは、完全オフグリッド(既存の社会インフラから切り離されていること)な暮らしを追及するものですが、完全オフグリッドまで行かなくても、日常からこのような考え方が持てたら、なんと素晴らしいことでしょう。
民泊は、いますでにある空き部屋を使い、貸し手も借り手もその地方の本質的な生活空間をシェアするもの。不動産業界のいう民泊での資産活用は、上の5つのうち2.の点で問題があると私は感じます。法案の180日以内の営業というのは、不動産利回りが半分になることを意味しますので、より搾取しにくいということにつながります。住宅宿泊事業法のこの規制は、充分理解できるものと私は思います。
暮らしも仕事も、この5つのことを目指したいものです。
今日も素敵な一日を過ごしましょう。
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