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【会津野】解析学と統計学、そして希望学

2015年07月07日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

七夕の朝はくもり空の19℃です。天気予報は良いので、今宵はお空を楽しむ「希望」があるかもしれません。

今日は、なんやらあやしげなタイトルの話題です。

私が数学科の大学生のときに専攻していたゼミは「解析学」でした。現実に起こる自然現象などを、微分・積分などの手法を代表格として、普遍的な方程式などに落としこむ解析を行う分野です。となりのゼミは統計学でした。こちらは、社会現象など「人の気持ち」などの不安定なもののデータを分析し、傾向をつかむ学問です。

昨日、「希望学」(玄田有史編著)という本を読みました。「希望」ということを、統計学の手法を用いて傾向分析したものです。面白くて、一気に読んでしまいました。

ニートやフリーターなど、希望をなくし現実に甘んじる方々が問題となり始めた2005年に、東京大学社会科学研究所が取り組んだ「希望」に関するプロジェクトが「希望学」です。

心理的・性格的要因と希望の有無を調査した結果によると、「独立心が強い」、「チャレンジ精神がある」、「好奇心が強い」、「地道に作業するのは苦手」に該当する人ほど「希望」を持ちやすく、「優柔不断だ」、「いい加減だ」という人ほど「希望」は持ちにくいとの結果が出ています。

また幼少期からの環境を考えた場合、「家族に期待をかけられる」、「愛情をかけられる」と、希望に対しての行動が伴い、やりがいのある仕事に就く傾向が高いとの結果も出ています。

「どうせかなわずに挫折するくらいなら希望なんて持たないほうが良い」と希望を持たない層も一定数存在しますが、希望を持つ層は、挫折を味わうと希望を修正したり仕切り直しをしたりして、希望を叶えようと努力し、いずれ希望を叶える可能性が高いという結果もでています。

希望を学問としてとらえることに少しビックリしましたが、近頃のビッグデータ分析は、この希望学のようにいろいろな分野を統計学の手法で解析するもの。「希望学」の出版から10年たったいま、実にさまざまな分野で統計分析が行われ、社会で活用されています。

昨日は、ギリシャの国民投票の結果が出ました。財政緊縮策NOにより、閉まっている銀行の口座の残高が、銀行が開く頃には強制的に預金税を課せられ減少することになりそうだとネット上ではささやかれています。この背景には、財産を持たない若者ほど職に就けず失業率が高まり、世代間格差を一気に解消させてしまいたい投票行動があると言われています。希望が持てなくなると、残念ながらこういうことが現実化してしまうのでしょうか。

今回は財政緊縮策を押し付けた西側のトロイカ体制にブーメランが帰ってきたようですが、もう少し希望を持てるようなお金の貸し方があったのでないかと悔やまれると思うのは私だけでしょうか。

いつでも「希望」を持って、明るく生きたいものですね。

今日も素敵な1日を過ごしましょう。

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