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【会津野】徹底的に相手を理解する

2017年07月01日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

ずっと積読となっていた「14歳からの社会学」(宮台真司著)を読みました。

あの難解な表現をなさる宮台先生が、中学生向けに書いた書籍で、社会学的な考え方の要点がバシッと示されています。

ここでは、

①「思考錯誤」する「自由」 → ②他者が認める「承認」 → ③「失敗しても大丈夫」「尊厳」 → ① → ② → ③ → ・・・

というトライアングルが存在することが、「なかま」と呼べる基本的な人間関係であるといいます。

この本は、9年前の2008年に出版され、その間にはSNSの大きな進歩がありました。

ボクなりに宮台先生のトライアングルを現代のネットの関係にあてはめると、

①自己表現する「自由」 → ②「いいね!」での「承認」 → ③「失敗したらもう見ない」「尊厳の否定」

となっていて、③から①への循環が途切れてしまいます。もちろん失敗しない自己表現①を出し続けられたらトライアングルは成り立つのだけれど、そのには大きな努力と細心の注意が必要で、ほとんどの人はSNS疲れしてしまう。

これとは別に、昨日のラジオ番組で宮台先生が「大学の東京一極集中」について述べていました。

日本では、大学に限らず、企業の東京への一極集中も起きて起きている。長崎県佐世保市の企業である「ジャパネットたかた」を例に出し、企業を育んだ地域の人材、風土などの「なかま」的なものを大事にしているところは、「経済優先」とは違う関係性を持っていて、東京に一極集中する企業は「経済優先」であるといいます。

トライアングルに当てはめると、①良い製品を生み出す → ②消費者に支持される のうちはよいものの、③公害を出したり違法なことをして失敗すればアウト という図式に発展するのではないかと感じます。

「なかま」というのは顔の見える関係だから、農業で言えば消費者がどんな生産者が作ったものかがわかるというもの。

ラジオでは、小室直樹先生のことも発言されていました。新聞記者をされていた小室先生の父親は、戦争の取材中に残念ながら命を落とした。小学生になる前から母親の故郷である会津で、地域の方々に支えられながら会津高校に進み勉学に励む。のちに、京都大学へ進学、その後のアメリカ留学により得たさまざまな知見を、会津で育んだ「なかま」的なトライアングルを用いて社会に発信し続けた。

ネットは便利だけれど、人間関係の構築には、ちょっと問題があるようだ。

また、大学の東京への一極集中も、勉学をしたヒトから見れば「なかま」的でない企業を取り替え可能とするし、企業から見れば「経済優先」的な人材の取り替え可能性を生む。

宮台先生は、恋愛(宮台先生は性愛という言葉を使う)についても数多くのフィールドワークをされていて、「死を迎えるときにさびしいかさびしくないか」という点を挙げ、14歳の若者たちがこれからどんな恋愛をしていくと良いかを教示される。

ポイントは、相手を徹底的に理解し、取り替えできない関係性を築くことだ。

これは、地域での「なかま」づくりでも、同じことが言える。

SNSで、地域での「なかま」になりそうなきっかけをつかみ、リアルなところで関係を深める。そんな時間(リソース)の割き方が、現代風の賢い生き方なのだろうか。

今日は、ここ1、2年で参加したマルシェで知り合った「なかま」と交流を深める時間を持ちます。

私の今日のテーマは、「徹底的に相手を理解する」。

ハセガワ、頑張ります!

今日も素敵な一日を過ごしましょう。

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