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【会津野】東北のインバウンドの目標を詳しく掘り下げてみる

2016年04月05日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

きれいな飯豊山(いいでさん)の姿が見える気温2℃の会津野です。

本日の福島民報(福島の地方紙)1面トップは、「東北周遊で外国人誘客」という記事が踊っています。東北6県の知事が集まり、2020年までに外国人観光客を「年間150万人」誘客しようというものです。

なお、3月11日にも、総理大臣が発したコレに近い記事があったので、これをメモしてnoteに私が投稿したのが、下のものです。

両者を比べると、宿泊数と誘客数が入れ替わっていることがわかります。

本日の新聞記事の誤報なのか、それとも本当に誘客数を150万人とするのかを確かめて見なければなりません。

さて、3月終わりに、2020年までのインバウンド総数の目標値が発表されました。政府は、3000万人だったものを4000万人へと目標値を引き上げています。

宿泊数は1人あたりおよそ3.2泊が平均ですので、1億2千8百万泊が目標ということになります。

現在の東北6県のインバウンド宿泊数は50万泊で、シェアは約0.82%です。これを150万泊まで伸ばせても、シェアは約1.17%にすぎません。なので、0.35ポイントの引きあげ効果しかありません。3月11日の「3倍に伸ばす」という掛け声が詭弁であったことがよくわかります。

本日の福島民報の記事が正しい場合、現在の東北インバウンドは15万人程度の観光客数と推定されますので、何と10倍増というスゴイ目標となります。

この政策とどの程度リンクするかは未知なものの、これとは別にインバウンド用の交通施策が2つ上がっています。

1つはJRのもので、この4月からJR East & South Hokkaido Passが発売になっています。開業したばかりの北海道新幹線を利用する道南地区と東北をめぐるインバウンド用のフリーパスです。これは、既存のJR East Passを多少拡大しただけという感が否めない商品です。

もうひとつは、東北6県のバス事業者によるインバウンド用のフリーパスです。

東北地方は、東日本大震災以降、人口減少が加速化しており、国内旅行客の底上げを図ることが絶望的ななか、インバウンドを誘致することで路線の旧廃止に歯止めをかけようという背景があります。このパス実現へ向け、いま、国土交通省が中心となり取りまとめを行っていると報道されています。このパスは、どの路線に観光客が乗ったかということで売上配分をするというより、運行路線距離数で按分するという流れになるだろうから、より過疎が進む日本海側の運行事業者への配分が実質より多くなる補助金政策的な意味合いが強くなるものと感じています。太平洋側の実際にインバウンド利用されるであろう路線の事業者からの反発が出るでしょうが、フリーパスに範囲に入れば、旅行者というのはそれを使い倒してやろうと言う気持ちが生じるのも実際のことです。青森県の下北半島や秋田県の男鹿半島など、あまり成果のでていない観光地が急激に盛り返す可能性も捨てきれないでしょう。

福島民報の記事が誤報でないことを願いたいばかりですが、これからの東北はインバウンドで大きく変わるかも知れませんね。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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