会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

地域の話題、旅人のホットな話題、季節のおいしい食べ物の話題など、会津へ旅する人々への話題中心の宿主ブログです。

【会津野】物流についての小説と映画で「時」を考える

2016年10月06日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今日は「物流」についての小説と映画をご紹介します。

小説「ドッグファイト」(楡周平著)と、映画「CAST AWAY」(2000年米)です。

小説の方は、いわゆる企業小説でネット通販大手と宅配事業会社大手が、商売上の思惑でバトルするもの。実に面白い内容です。

ヤマト運輸社とアマゾン社をモデルとして、ネット通販が大型店のお客さんを奪い事業を拡大する様子と、それに伴う物流事業のことが詳しく描かれています。そこには、地方の商店街が大型店にお客さんを奪われた後に、さらにそれを食うネット通販事業に対し、「物流」の力を使い地方の商店街や地方の暮らしを救済するアイディアがあふれています。

また、高齢化による人口減少の後の世界も考えられており、非常に奥深い考えが潜んでいるものでした。

小説には、アメリカ流の構想手法である「コンセプチュアル・デザイン」というものが出てきます。日本のように議論を積み上げて最終的なビジネスモデルをつくり上げていくものではなく、最初にあるべき姿を構想し、それを実現するためには何をしなければならないかという方法をとるものです。これに対し、日本企業の現場主義を対比させているところも、この小説を読み応えのあるものにしています。

映画の方は、Fedex(フェデラルエクスプレス)社を題材としたもので、「運送時間」にこだわりを持った内容となっています。運送時間短縮のために、あらゆることに奔走する主人公が不意な飛行機事故に遭ってしまい、漂着した無人島での不毛な時間の浪費を対比させ、「時間」の使い方を考えせせる内容になっています。

近頃、「時間」が余計にかかることを逆手に取って割引する印刷サービスを利用する機会が多くなりました。これは、印刷工場の稼働率向上によるコスト減がその手法ですが、時間短縮が極限まで来たので、次は時間を使い尽くすというところまできました。

365日24時間稼働のAI(人工知能)が一般的になっても、ヒトの稼働はそうはいきません。そのうちに、時間を使い尽くすことも極限を迎え、ヒトの稼働時間に合わせた機械稼働という形へと逆戻りするような気がしてきました。それとも、人工知能がヒトを駆逐してしまう存在になるのか?

「時」というテーマは、とてもヒトの暮らしと密接なものだなぁとあらためて感じる2つの作品でした。

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

※コメントは、旅人宿会津野Facebookにて承ります。
※ご予約は、旅人宿会津野ホームページにて承ります。

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 【会津野】道徳というものを... | トップ | 【会津野】はじめての文学(... »

あわせて読む