おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
会津のは雪、−5℃の朝です。おととい、昨日と、だいぶ雪が降りました。思いっきり雪国の様子です。
さて、今日も旅に関する本をご紹介いたします。
「旅をする木」星野道夫著。
昨日ご紹介した、「モーターサイクルダイヤリーズ」は、人と人との間で物々交換をしながら旅する様を描いた作品でした。
「旅をする木」は、大自然と向き合いながら、自然とともに旅をする内容です。
作者は、18年もの間アラスカの大地で過ごし、自然の営みを写真に納めながら旅をします。さまざまな動物との出会い、植物との出会い、荒れ狂う大地の凶暴さを含め、それらを静かな語り口で伝えています。
自然と人との物々交換の旅といえば、そのとおりかも知れませんが、どちらかと言うと自然に生かされているという方が、より自然かも知れません。
作者は、最後には熊にやられ亡くなりました。自然とともに生きた方が、自然に生を奪われる。これも自然。
人生の旅というのは、いろんな生き方があることにあらためて気付かされます。
人間関係に少し疲れを感じたときに読むと、心落ち着く本だと思いますよ。
今日も楽しい1日を過ごしましょう。