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【会津野】小田付初市

2017年01月18日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

昨日の1月17日、会津地方で最後の初市が喜多方市で立ちました。

地内中心部から少しだけ北に「出雲神社」があります。その周辺に60軒の露店が立ちます。

こちらがその出雲神社です。

神職さんのいらっしゃる本殿には、「春日住吉大神初市祭」ののぼりが立ち、市神に春日大神と住吉大神を祀っていることがわかります。

【会津野】会津の初市 周辺部の巻にて、1675年の市立権闘争のことを書きました。この闘争のポイントは、会津若松の初市を支配していた簗田組と高田(会津美里町)の初市を支配していた吉原組の間で、市立ての方式をめぐり争ったことです。

当時、会津若松は春日大神と住吉大神を祀り、高田は仏教思想として阿弥陀如来と薬師如来を祀っていました。

会津公事奉行は1675年に会津若松方式を支持し、高田は敗北。それ以降、高田方式の初市は立っていません。

その闘争の発端となったのが、この小田付初市で、角地にどの店を割り当てるかということだった。当時は会津若松からの出店者と高田からの出店者がしのぎを削っていたのです。

小田付初市実行委員会の方々が現場にいらっしゃいましたので、現在の市の割り振りについて伺ってみました。

現在は、平和的に実行委員会のメンバーにより話し合いで出店場所の割り振りを決めているとのこと。特にトラブルは無いそうです。

また、この初市は、会津地方からの出店者だけに限って運営しているともおっしゃっていました。

平和的に割り振られた初市はこんな感じです。

今年は、1月8日の河東(会津若松市)の初市から17日の小田付初市まで8か所の初市を実際に訪れ、市神様のことを調べて歩きました。

13日の猪苗代、野沢(西会津町)、山都(喜多方市)の3ヶ所は、最強寒波のため訪問を断念したことが心残りです。

いままでの結果をまとめると、会津若松の十日市、喜多方の十二日市、会津坂下の十四日市、そして小田付の十七日市の4か所は、春日大神と住吉大神を祀り、1384年に十日市の前身である簗田市の市立て方式を守っていました。

そして、市に先立ち行われていた俵引きは、会津坂下と高田(会津美里町)に残ります。

会津坂下の初市が、もっとも発祥の形に近いことから、ここは中世以降の伝統を引き継ぐものとして、これからも長くこの形を続けていただきたいものです。

また、わたくしの住む会津美里町高田地区は、1675年の判決まで唯一異なる市立て方式があったところ。また、俵引きが残る数少ないところです。

ただ、もうすでに、会津若松方式の市立てがウヤムヤになってしまっていることもわかりました。なんとか中世の高田市立て方式を復活させ、高田初市というオンリーワンを続けたいものです。

そこで、これらのことをわかりやすく地域の方々に伝えるため、小説という形にしてみようと決心しました。

言ったからにはやらねばならぬ。私なりの背水の陣を敷きたいと思います。お披露目の日をお楽しみに!

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

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