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【会津野】小走り(こばしり)という習慣

2016年03月22日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

きれいに晴れた春の朝です。梨のつぼみが膨らんできました。気温はマイナス1℃の会津野です。

先日集落の総会に出席してきました。この集落で宿を開くために住み着いてから今年で20年になります。この集落は41戸(移住当時は43戸)あります。その41戸で年間11日程度の当番カレンダーを作り、いわゆる町内会への配布物があれば、その当番の家が全戸に配布するという習慣があります。それを「小走り」(こばしりと読む)と言います。

過去に暮らしてきた地域では、町内会の役員さんが回覧板を発したり、配布のために歩くということが行われていたので、この習慣にはビックリした覚えがあります。

その小走りですが、今回の総会で、高齢化で歩いての配布が容易でないことと、配布者が望み通りの仕事をこなしてくれないという理由で廃止され、役員がその役を担うようになりました。

この集落は、太平洋戦争後に移住してきた家は私のところだけという流動性の少なさが実際なので、新たなコミュニティーを育む必要性を住民の方が感じることができない地域でもあります。

ただ、年に一度の小走りでも、実際に歩いて会話を交わしながら各家の様子を少しだけ気にするという習慣は、コミュニティーの維持にとても役に立っていたのではないかと思うのです。

先日のニュースで、国土交通省がマンションの管理規約のモデルを改正し、管理費を祭りなどの費用に流用しないようにするようにしました。祭りなどを実施してコミュニティーの強化を図ることを推奨する反面、管理費からは流用してはならないというちぐはぐな指針は、識者の間で批判が噴出しています。

マンションと集落は異なるものですが、コミュニティーという面では近いものがあります。ここでは、集めた町内会費(この集落では協議費割と言います)から、役員に小走り手当を支払うことも同時に決定しました。

さまざまな事情で異なる慣わしがあるものですが、小走りがなくなることは、高齢化への対応としてとらえるべきか、それとも崩壊へと向かって進んでいるととらえるべきか、考えさせられることに直面させられました。

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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