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【会津野】福島県ユースホステル協会設立60周年

2015年12月18日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

冷たい雨と風の吹く0℃の会津野です。

これはユースホステルの創始者Richard Shirrmanが、子どもたちを連れてユースホステルを渡り歩いたときに使った靴です。

今年は1955年に設立された福島県ユースホステル協会設立から60年の節目にあたります。11月28日に記念式典が郡山市で開催されました。県内のユースホステル運営者として、文章を寄せましたのでご紹介いたします。

☆ ☆ ☆

若者の旅を支えてきたユースホステル。夏休みの学校を利用することから始まり、社交習慣や、文化・芸術の素養を身に付けるためのグランドツアーの形で、若者の「通過儀礼」として存在しました。

福島県協会設立の1955年は、トーマスクックによるマスツーリズム(鉄道を使った団体旅行)に満足しない若者が、「何でも見てやろう」と行動を起こした頃です。日本では少し遅れてこの動きが伝わり、県協会設立からの30年間は、この時代の流れを汲み、様々な若者が福島の地を見てまわりました。

物質的な豊かさを与えてくれた日本の高度成長期に起きたオイルショック(1973)は、若者たちに「経済成長って本当にいいことなの?」「みんながナンバーワンを目指さないといけないの?」と、若者たちに考えさせます。この頃から少しづつ「何でも見てやろう」から「社会や環境との共生」へと変化し、素養を身に付ける旅が衰退していきます。替わりに出てきたのが、慰安を目的とした贅沢な旅行スタイルです。

バブル崩壊(1991)により、贅沢な旅行スタイルが傾き始める現象が起きました。長い変革期を経て、近頃は共生を象徴するシェアという概念が浸透しはじめています。

設立から60年、今度はシェアの素養を身に付ける場へと、ユースホステルが変化する社会的要請が起きています。

ユースホステルには、相部屋というシェアの基本は既に有ります。ハードに加え、ソフトとしてシェアを具現化するプログラム開発を行えば、今後の方向性が見えるでしょう。

県協会関係者でノウハウをシェアしながら、ナンバーワンになれない大半の若者たちがシェアと共に生きていく素養の場を提供する福島のユースホステルとなるよう、70年に向かって進んでいきたいと思っています。

☆ ☆ ☆

今日も素晴らしい一日をすごしましょう。

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