おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
「未婚当然時代」(にらさわあきこ著)を読みました。
最初は、結婚できない若者を分析した本かと思ったのですが、中身は「人々が絆を築くこと」を考察した内容でした。
気になった点は、次の4つ。
1.結婚以前の問題として、東京では、これだけ多くの人たちが住んでいるのに、「誰からも受けられていると感じない」と思う人がいること。
2.これも結婚以前の問題として、親や兄弟と同居している若者が増えている現状があって、親や兄弟、甥っ子、姪っ子という関係が、「これからも続いていく"絆"」の中心となっていること。
3.SNSでレスをつける関係性は、リアルでつながっている人々に多いということ。リアルにつながっている人には優しく接する。結局SNSでのつながりは、リアルをフォローするものでしかない。
4.ゲストハウスは、人々が長くつながる入口となっている。あるいは、これからそういう場になる可能性があるということ。
4番目の点については、強い同感の想いがあります。
宿主は、宿泊者だけではなく、地域の人々にも、「つながる入り口」を提供しなくてはならないし、それを効果的に成果として結びつけることが求められます。
「絆」と言うものは、あらゆる人々が真剣に考えることがら。そして、考えなくては生きにくいもの。それだけ重要なものを扱う仕事であることを、再認識させてくれました。
「地方移住」、「ゲストハウス」、「シェアハウス」、これらの3つのキーワードは、人々が生きる元となる「絆」についての重要なキーワードである予感がしてきた。
今日も素敵な一日を過ごしましょう。
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