以前、ぐっちーさんが取り上げていたハニートラップですが、ちょっと違った観点から取り上げていたいと思います。
(ぐっちーさんの記事はこちら:
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/82502060c30e2e90595d2fca2b51e404)
ぐっちーさんの記事では、ロシアで美女が近づいてきても、情報をとるためだから気をつけなさいというものでした。旧ソ連ではよくあった話のようで、ちょっと怖いような、そんな目にもあってみたいという人もいそうなお話でありました。
私は旧共産圏にいたことはないので、ロシアでの問題について付け加えることはないのですが、米国では別の文脈で同じような話に接したことがあります。もう何年も前のことですが、米国のビジネスウィーク誌の記事に関連するものがありました。概要は以下のようなものです。
職場で愛人を作る場合には注意しなければいけない。なぜなら、愛人として関係がうまくいっているときはよいが、うまくいかなくなると女性の方からセクハラで訴えられることがあるというものでした。その解決方法はというと、「愛人契約」を結べというものでした。
米国の法律事務所では、この「愛人契約書」の標準フォーマットを備えているそうであります。職場の女性と愛人関係に入ることを予め契約しておき、万一関係が破綻しても、セクハラで訴えられないようにするものです。さすが、アメリカだ、そんな契約書まであるのかと思いました。今回の記事では、もしかしたら、ぐっちーさんの書いていた日本人駐在員の話もその類の話ではないかと想像しました。
日本でも、知人の職場で、部下の女性とつきあっていてセクハラで訴えるといわれ、会社をやめなければならなくなった話を聞いたことがあります。愛人を作るのがよいことのわけはないですが、万一そういった関係をもつ場合には、日本でも契約書を作らないとまずい時代になったのではないかと感じています。(でも、日本の法律事務所がそういったものを作っているのかどうか、私は知りませんが。)
日本でも弁護士が増える時代になって、こういった問題は今後も増えるのかもしれません。