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妊婦ヨガ  やった分だけ 安産度アップ

2011年12月08日 | エッセー
 42才。42才。42才。
 42才の不安を安心に変えるために、産休に入って「生命の貯蓄体操」を毎日真面目にやろうと決心した。
 生命の貯蓄体操とは、丹田呼吸法によるヨガみたいな体操。私は仕事がらみで、生命の貯蓄体操の指導補という免許を取らせていただいた。だから、1回30分はかかるこの体操を最低週2回はやって、体が忘れないようにしていた。子育てが終わったら「カラダサラダ会」なるものを発足し、気の置けない仲間と楽しくワイワイやっていけたらいいなと思っているところ。
 ところで、妊娠前からやっていた運動は、妊婦なりにやっていいのだそうだ。でんぐり返りみたいなこともやるので少々不安だったけれど、ブランド骨盤がブランドお産への早道と確信していた私は、ひるまずチャレンジした。お腹がつっかえて少々苦しかったが、それもこれもブランドお産のためだ。勇気をだしてゴロンとしたら意外といけた。ゴロンとでんぐり返りもどきをすると背骨がシャキッとしてとってもすっきりする。肩こりなんかが吹き飛んでいくようなすっきりさだ。

 実は、長男が陣痛が始まってからわずか7時間で生まれたのは、一日2時間のウインドショッピングとカエル体操のおかげだと思っている。
 カエル体操とは、西式の本に載っているヨガみたいな体操の一つで、合掌合足体操のこと。とっても簡単でシンプルで効果的な腰痛体操。別名、安産体操ともいわれている。いい骨盤になると赤ちゃんのの体位が正常になるから結果、安産になるという。
 生命の貯蓄体操は体操の種類が約四十種あり難易度が高いけれど、、カエル体操はたった一種類。両手両足の腹をなるべく屈曲して合わせ、息を吐きながら両手両足の腹を合わせたまま、なるべくピーンと伸ばすだけのシンプルなもの。私は、長男の産休中は一日150回やった。
 この体操は、にんぷさんだけでなく、腰痛で大変な思いをしている人にもホントおすすめ!以前、膝が痛くて階段を杖なしでは昇れなかったおばあちゃんにおすすめしたら、半年後くらいには、杖なしで身軽に昇ってこられてびっくりしたことがある。ヘルニアで何ヵ月も入院されていたおばあちゃんも1年くらいしてお会いしたとき、今は、どうもないと喜んでいらした。ちゃんとやった人にはちゃんと結果がついてくると感動した。
 しかし、次男三男の時は、産休に入っても上の子も一緒にみていたので、それどころではないかった。で、ついつい運動とか体操という類のものをやらず終いになってしまった。そのせいかどうか科学的根拠はないけれど、次男は20時間(10分間隔では16時間)、三男が16時間(10分間隔では3時間)と陣痛の時間が長引いた。
 だから、四男の時は、せめて、産休中は生命の貯蓄体操を毎日やると心に決めた。結構、ぜーぜーしんどいので、やりたくない気持ちと日々闘いながら、がんばってどうにかやり遂げたって感じだった。
 結果的に、四男は3時間45分のお産。もしかしたら、この体操のおかげかもとも思ったりした。しかし、いいことはそれだけではなかった。やろうと決めたことを頑張ってし続ける体験から大事なことを学んだ。

 やっぱ、しんどい。
 しんどいからやりたくはない。
 でも、やり終えたらカラダもスッキリし、何か気力が湧いてきて『元気』になる。
 そして何より、「やった!」という達成感は「そんな自分が好き!」っていうシアワセな気持ちにさせてくれた。


逆に、やろうと思ったことを自分の怠け心のせいでズルズル先延ばしにして、結局やらないで一日が終わると、何かモヤモヤしたものが胸につかえていい気分になれない。
 でも、陣痛開始から4時間弱で四男が生まれたという事実から、生命の貯蓄体操はスゴイ!と確信した。別に、生命の貯蓄体操でなくてもいいと思う。ただし、ふつうの体操だけではダメなんじゃないかな。丹田呼吸法を取り入れたヨガや骨盤体操みたいなもの・・・・。

 産休中だけだけど、生命の貯蓄体操をやり続けたという体験で、日々しんどい気持ちを乗り越えて、『し続ける』という達成感と、し続けたことによる成功体験は、自分に対する自信、誇り、好きという感情をもたらすということがわかった。
 当たり前のことだけれど、継続は力なり。
 ただし、それは、人から「やりなさい。」と命令されたことではなく、自分でやろうと決めたことに限る。
 それも、やれそうだと思うことが大前提。
 そして、できれば毎日し続けられことが大大前提。

 妊娠して、まだ、仕事をしている時の平日にこの体操をすることは、『残業』と『子育て』と『何もしない夫』の3拍子が揃った私には、無理な話だった。で、土日の2回やると決めて、どうにかクリアという状態だった。でもねぇ~。土曜日の朝になると、どんより曇り空になった。「しなきゃ。」「あ~もう昼だ。」「あ~ら、もう4時だ。」とず~っと心にひっかかって、日曜日をクリアするまではなんか憂うつだった。
 産休に入って、『毎日やる』と自分で決めたのに、最初の1週間くらいはゲロが出そうだった。
 が、しかし、不思議なもので、その後は、しんどさが激減した。
 な~ぜ?


 毎日すると体が柔らかくなり筋力もついて、なんだか体操するのが楽チンになり、ちょっとワクワクさえしてくる。心がしんどくなくなる。これが、週に2回だと次の土日までに体がややもとに戻ってしまうから、しんどさは旧態依然。だから、心のしんどさも旧態依然。
 ありゃぁ~。
 こんなことなら、毎日、せめて一日おきにでも体操をしておけばよかったとマジに思った。
 土日しかしないと、ずっと富士山は富士山のまま。土日が来るたびに「ハァ~。」とため息が出る。でも、毎日し続けると難易度がそこら辺の山登りのレベルまで下がるから、そんなに苦痛じゃなくなるのだ。(子どもの勉強もそうなのかなぁ・・・。) 
 あ~なりたいという憧れが、苦労を伴うものである場合、どうしても挫折しやすいけれど、毎日こつこつし続けるうちにいつの間にかカラダに馴染んでくる。そうするとなんだか自分も捨てたもんじゃないな~て自信みたいなものが湧き出てくる・・・。

 
 で、短時間でパワーのある陣痛造成器・・・・それが、妊婦ヨガ・・・・でした。


 次は、 『強い陣痛と産後の痛みは反比例?』 です。
























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