ソフトウエアの著作権

　われわれが利用しているソフトウエアにはすべて著作権があります。企業において、使用中のソフトウエアがそのライセンスに違反していないかどうか管理する必要があります。

　これは、企業のコンプライアンス（法令順守）の一環ですが、大きな企業になればなるほどこれは大変やっかいな問題になります。数千人規模の会社になれば末端のPC一台一台まで、そこにインストールされているソフトウエアがすべてライセンスの問題をクリアして使用されているかどうか、管理するのが大変むずかしくなります。

　これを徹底する一つのやり方として、完全に端末としてしか使えないシン・クライアントを利用したり、ユーザが勝手にソフトウエアをインストール出来ないような設定にしたりいろいろと工夫の余地はありますが、ユーザの利便性が低下することは避けられません。

　本来なら性善説にのっとって緩い管理をしていければいいのですが、PCの台数が数千、数万となればそうも言っていられません。

　ユーザはあれやこれや言いたい放題の立場ですが、時々はシステム管理者の立場も考えてあげてその仕事に協力する姿勢を見せてあげると喜ばれることうけあいです。

←　おもしろかった、役に立ったという方はクリックして応援よろしくお願いします！