いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリ オーダー会 2013SS

2013-04-21 06:42:06 | スーツ
今年も無事、このオーダ会に参加出来る事が
とても嬉しいです。

特に今回は当初開催予定がなく
急遽実施が決まったようですので
尚更です。

今回オーダ会の開催場所は
メンズ館8階のお客様サロンの個室。

予定時間に外の椅子で座っていると
個室からフランコ氏が偶然出てきました。
思わずハグ。
イタリアのテーラーの方や職人の方には
何人かお会いしましたが
やはりフランコさんにお会いすると
身内に会ったような安心感があります。

さて、今回は前回オーダーしたスーツを
預けたままにしていましたので
そのスーツに着替えて
フィティングのチェックをしていただきました。



いつもの触診スタイル。

特にジャケットを中心に綿密にチェック。
フランコさんのテーラリングは
ボタンをしめなくても
身頃が開く事なく、体に沿うように出来ていないと
ダメとの事。
その辺をボタンをしめたり、開けたり
離れて見たりしながら確認していきます。

そして肩周り。
腕を上げた時の身頃の動きなどを
厳しくチェックしていきます。



いつもにこやかなフランコさんですが
この時は、フランコさんの表情が変わる時。
緊張の瞬間です。
故落合氏がこの緊張感に耐えられず
部屋を出た逸話を思い出しました。

フィッティングチェックの結果
今回は特に変更はないようですが
後で三陽商会のK藤さんに
確認してみようと思います。

さて、ここからは又
和やかな雰囲気に。

生地に合わせて
ボタンや裏地を選んでいきます。
フランコさんは裏地を派手にしたり
変わったボタンの色にしたり
そういった遊びを好まないので
ごくオーソドックスな選択となりました。

ところで今回の生地ですが
またまた無理を言い、売場で見つけた
バンチにないもので、お願いしました。

生地はBulmer&Lumbのもの。



英国の名門ミルが属する大手服地製造グループです。
ここに三越伊勢丹が別注をかけた生地で
モヘアが28%入ったシャリ感のあるものです。
色はミディアムグレーのストライプ。

春夏のスーツはネイヴィー系が多くなったので
グレー系にしました。

さて、出来上がりは約1~2ヶ月後でしょうか、、、

フランコさんが後、何回来れるかわかりませんが
次回のF/Wが今から愉しみです。




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3 コメント

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比較 (キッラ)
2013-12-05 17:24:16
ブログ拝見させて頂きました。
バタクなどでもオーダーされている様ですがフランコ氏来日オーダーはその他の同価格帯のペコラ銀座のセカンドライン、ブルーシアーズ(袖は手縫い)、テーラー&カッター(袖は手縫い) 、バタクなどと比較して如何な物なんでしょうか?
フランコ氏自身の採寸及び修正は非常に魅力的ですが作りは国内ライセンス物と自身にとっては未知数なので率直な個人的ご意見をお聞かせ頂ければ助かります。
縫製と着心地 (らみい)
2013-12-07 08:03:51
キッラさん
コメントありがとうございます。
袖が手縫い、又は丸縫い等
かかる手間はスーツによって色々ですね。
しかし手縫いの丸縫いであっても
体にあっていないければ全く意味がありません。
フランコプリンツィバリのスーツは
縫製は国内のファイブワンのファクトリーで
作られていますが
ポイントは日本の三陽商会のパタンナーの方と
(ビスポークで言えばチーフカッター?)
フランコ氏が実際にスーツを着用する人を前にして
パターンを修正して行く事に意味があると思います。
手縫い等のスペック重視でいくのであれば
違うところの方がいいかもしれません。
バタクは私の場合は中寺さんが出てきて
チェックをする事が多いので
体にぴったり合った物が出来上がります。
日比谷の縫製は素晴らしいと思います。
ブルーシアーズやテーラー&カッターは
作った事がないのでわかりません。
まずは気になったら1着作ってみるのも良いですし
気に入ったテーラーが既にあるのなら
そこで徹底的に極めて行くという方法もあります。
私はどちらかというと複数の場所で作りたいタイプです。
今までの経験では、やはり作り手の方と
(採寸する方のを含めて)
感性が合うかどうかによって
自分にとって、良い物が出来上がるかどうかが
別れてきますね。
Unknown (キッラ)
2013-12-07 09:48:32
コメントありがとうございます。
様々なテーラー、恐らくは既製服もお持ちであろうらいみ様のブログは大方がフランコプリンツィバリと言う事は国内縫製であってもフランコ氏のフィッティングがあれば出来や着心地は素晴らしい物なのでしょうね。
1度オーダーして見たいと思います。

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