松下一郎のグリーンブレーカーズ

農業の現場の おはなしなどなど。

牛ふん堆肥で生育障害。

2016-12-28 02:22:52 | Weblog
牛ふん堆肥で生育障害。

前回お伝えしたホルモン型除草剤「クロピラリド」を含んだ牛ふん
堆肥が原因とみられる農作物の生育障害。2005年に初確認され
たその生育障害が、いま宮崎県の県総合農業試験場や農家10戸で
発生していることを、12月16日の地元紙が伝えています。

     

この記事の概要は・・・

 県産スイートピー、ミニトマト国内で使用が認められていない
 ホルモン型除草剤を含んだ牛ふん堆肥が原因とみられる農作物
 の生育障害が、県内で発生していることが15日、分かった。
 除草剤は牛の餌となる輸入飼料に付着していたとみられ、県が
 把握しただけでも、スイートピーは県総合農業試験場と農家7
 戸、ミニトマト3戸で被害が発生。畜産物の安全性や人間の健
 康に影響はほとんどないとされるが、葉や実が変形し、苗が枯
 れた事例もある。被害農家は行政に周知徹底を求めている。


というもの。

これまでトマトやナス、ピーマンなどで発生していたことは確認
されていましたが、今回スイートピーでの発生は初確認 という
ことになります。

ちなみにスイートピーの被害状況ですが・・・被害の激しい農家
さんの例では 9月に苗を定植した13800本の苗のうちの約
5000本の植え替えを余儀なくさせられた・・・といいますか
ら、植えかえる苗代や人件費を考えればかなりの損害だといえま
すね。

そして注意したいのは、この除草剤による被害が 

 ● 共済の補償の対象外
 ● 国や県の支援策もない

ということ。 ということで、圃場に使用する有機物の種類や質、
そして使用量については、これまで以上に十二分な吟味が必要だ
といえそうです。 
 → 牛のおなかからでてくるものは の回 は こちら
 → 有機物の種類についてのおはなしは こちら。と こちら。 

◎ いわゆる風評被害を恐れてなのか、なかなか周知され
  ない傾向にある、こういった問題。今回は県総合農業
  試験場でもおこっているためにさすがに公表せずには
  いられなかったのかもな・・なんて思ってしまうのは
  ちょとかんがえすぎなのかしらん。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜


『社会』 ジャンルのランキング
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 過去にもあった、牛ふん堆肥... | トップ | いまこそTPP大筋合意文書... »

Weblog」カテゴリの最新記事