Air’s blog

ハイセンスな暮らしをめざして・・・

~Advance interior residence~ 

ミラノサローネ 2006 #1

2006年07月21日 22時56分47秒 | インテリア/建築

ミラノサローネは、毎年イタリア ミラノで開催される国際家具見本市のことです。
2006年は、世界から約2,600社が出展し、取引関係者とジャーナリストの合計で23万人が訪れたとされています。(建築関連企業1,374社)
更にオフサイト展示会(フォーリ・サローネ)も、市内各地に400箇所以上。デザインの先端を走るイタリアがデザインに溢れる5日間です。

ミラノ市近郊に誕生した展示総面積はおよそ53万㎡にも及ぶ見本市会場を中心に市内各地のショールームやギャラリー、特設会場で行われます。
その規模は東京ビッグサイトの約4倍。東京ドーム総面積の6.7倍と言われています。

私もいつかは行ってみたいイベントの1つです。
直接見たわけではないけれど、知りえた情報を少しずつ公開・・・。


#1 は木質系家具のカラートレンドの移り変わりです。
(ミラノサローネで発表された木質系家具のカラー分布)




ペール・ライト系 ~ ミディアム系 ~ ダーク系 と時代に応じてトレンドは変化していることがわかります。


そして、色だけではなく、樹種もさまざまに変化してきました。
いえ、どちらかというと樹種に合わせてカラートレンドが移り変わってきたのかもしれません。


まずは、誰もが良くしっている材質「オーク」



もはや定番の樹種。各社に根強く残り、特にミディアム~ダーク系の色味としてその存在を示してきました。
それから、木目を抑えたバーチ系フルーツウッドの時代が到来します。
これらは特にペール・ライト系の代表として扱われてきました。


チェリー




それから、数年が経過し、そろそろペールカラーにも飽き始めた2004年。
ダーク系の色味が、少しずつ注目され始めました。明るくてひろびろとした空間を求めた時代から、より高級で落ち着きある空間へ。

特に昨年あたりから、インテリア業界では「ホテルライク」という言葉があらゆる場で利用されています。この非日常を日常の空間に取り入れよう。とする考え方を表現する近道として、ダーク系素材が利用されているのではないでしょうか。






また、これまではなるべく木目を出さないつるっとした表面材が好まれてきましたが、今年は、より木目を強調した素材が注目されています。






今年のデーターから、ミディアム系の色彩の復活を読み取ることができますが、単純に10年前の流行の再来ではなく、また新しい形に変化しての到来と考えることができます。

樹種は、これまでのオーク柄に変わり、チークやオバンコル、ノーチェ(=イタリアンウォールナット)といった材質。特徴ある木目の表現を持っている素材です。

チーク


オバンコル


ノーチェ



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