☆あいな まいな★日記

ライブ、観劇の感想と日々の日記です。TMRファンなのでTMRの内容が多いです。

1/28『冬の絵空』世田谷

2009年02月06日 20時42分30秒 | 日常日記
会社終わりに世田谷パブリックシアターへ行ってきました。藤木直人主演の舞台『冬の絵空』を観に行きました。私は劇団☆新感線の橋本じゅんさんと粟根まことさん、アクションクラブからは前田悟さんが出演、そして何より生瀬勝久さんと中越典子さんが出演するので張り切ってチケット取りました。

もともと生瀬さんが所属していた劇団そとばこまちの演目を藤木君を出演に迎え公開されたんです。内容は忠臣蔵の裏話。でもそれは果たして真か絵空事か…。

話はよく作られてはいるがすんなり楽しめるような感じではないですね。観ていてえーなんで?って自分では租借できない所がしばしば。

一番がっかりだったのが主演の藤木直人です。歌舞伎役者の役で偽大石を演じ世間の赤穂浪士のイメージ回復させ討ち入りへと導く結構重要な役。しかし彼がしゃべると台詞が軽い。動きが小さいと舞台の流れを断ち切ってしまう。出番は少ないのですが見せ場が微妙で拍手すらできなかった。助六姿とても残念です。

初めて生瀬さんを舞台で観たのですが、やっぱりすごい存在感。なにわ商人なので早口なこと。でも赤穂浪士達に討ち入りさせるためにあらゆる策を尽くす悪人役。和やかなお笑い雰囲気も一瞬で鋭く凍りつく雰囲気に変える。本当にすごい人だ。他の舞台で観てみたいのですが、今後の出演は情報がない。やっぱり次は『ヤッターマン』ですかね。

中越典子さんはすごい舞台化けする女優さんです。『あっぱれさんま大教授』でのちょっと天然なイメージしかなかったのですが、話の語り役でなにわ商人の娘と老尼の2役を見事に演じ分け他の舞台俳優さんに引けをとらない存在感でした。老尼は中越さんとは始めわかりませんでした。

新感線組ですが、まずはじゅん様!大石内蔵助役終始抑えた演技をしていて真と絵空事に翻弄される役。だけど存在感はあるんだよね。いつもはじけるじゅん様の印象が強いけど今回のシリアスじゅん様は感情移入しやすい役。観客の考えに一番近いからかなぁ。

今回とってもナイスキャラは粟根さん。吉良役。でも設定がとてもおかしい。男色家です。清水一学を嫁にもらいます。でも声はいつものまま。しかも訪ねてきた大石にも迫っちゃうからよりおかしかった。この舞台の一番の笑いどころでした。とても素晴らしい介錯人の所作にうっとり。粟根さんを見付けで楽しんでました。

前田さんは今回も片言の台詞ばかり。ちょっと足りないカス赤穂浪士役。見せ場は本当に討ち入りの時に清水一学との一騎打ち。相手がいる殺陣もこの2人の場面のみ。後は障子を使いながらの一人一人の殺陣(型見せ)なので綺麗だけど迫力は少なめ。私は藤木君が偽大石内蔵助として初登場したときに金持ちに雇われたゴロツキの前田さんがとても合ってた気がしました。小さいけど強い感じがでていました。着流し姿いいです。

今回感想が役者中心になってしまいました。話がうまく理解できず、ただただ美しいラストの桜に見惚れしまいました。それより1989年のキャストで観たかった。宗次郎が古田新太、大石が生瀬さん、服部がじゅん様、一学が粟根さんというんです。また違った感想もてたかも。

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