愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

憲法違反の検定教科書に都教委異論!国旗国歌強制表現にムカツキ!現場の教科書採択権に介入!これ強制!

2013-07-01 | 日記

都教委がとんでもないことをしてしまいました。「強制はしていない」と言いながら「強制してしまった」のです。明らかに自己矛盾です。こうした手法が、実は自民党の「躍進」を受けたものであることは明らかです。何故ならば、自民党の改悪憲法案には、国旗国歌の義務化が明記されているからです。 

このような憲法改悪案を平気に提案する自民党が跋扈する日本ですが、お隣の北朝鮮や中国の一党独裁国家を批判する自民党とマスコミは、こうした都教委や自民党の強制憲法は、北朝鮮や中国の強制・義務化とは全く違うということなんでしょう! 

国民も、こうした時代錯誤の手法を見抜き、博物館の倉庫に封印するよう運動を起こしていくべきではないでしょうか?或いは反面教師として、学校や社会で学べるようにする段階にすべき時ではないでしょうか? 

ポイントは、以下のとおりです。

1.学習指導要領に沿って適正に実施している。

2.都教委の職務命令について最高裁も、「合憲」とお墨付きをくれた。

3.したがって「都教育委員会の考え方と異なる」教科書を「使用することは適切ではない」ということで、「通知」という名の「命令」を「校長の責任と権限の下、適正に教科書の選定を行うようお願い」した。

4.現場の責任を認めながら、校長には上司である「東京都教育委員会教育長 比留間 英 人」の「命令」に絶対服従を求めた=強制したのです。しかし、そのようなことは一言も言ってはいません!

5.校長は、教育長の命令を受けて「現場の教師=授業実践者の教師」に「命令」したのです。これに違反すれば、当然「処分」の対象になるのですよ。よく考えてください!

6.これこそが、国旗・国歌の強制の実態です。しかし、国旗国歌法にもとづいて実施しているとは一言も言っていません。そこが致命的ゴマカシです!欠点です!この国旗・国歌法には「義務」「責務」などとは一言も書かれていないからです。

7.最高裁や政府は、「日の丸」「君が代」が慣習的行われているものであるから、少数者の思想信条を侵害したことにはならないということで、職名命令を「合憲」としました。

8.その「合憲」論が、このような事態を作り出してきたのだというべきです。今後、どのように発展していくか、見ものです。そのときに最高裁はどのように「間違っていました!」というのでしょうか?あまりに無責任、法の番人の放棄も甚だしい「偽りの判決」と言えます。

9.そこで、最高裁も、政府も、都教委も気づかない、というか、知っているけれども、触れない致命的な欠点をもう一つ紹介しておきます。それは学習指導要領の、「指導するものとする」という「命令」条項・規定の内容については、いっさい不問であることです。「指導」の中身は、実は空っぽなのです。ただ起立しろ、斉唱しろ、礼拝しろ、だけなのです。これが「指導」なのです。教育現場にあっては最悪最低の教育原理と言えます!

10.万歩譲って、公務員が上司の命令に服従しなければならないことを認めたとして、学校の主人公である児童・生徒に、国旗国歌の意味や由来・歴史を「指導」し、そのことに対して生徒のこころに多用な思想信条を育むことを奨励していないのです。一律的な発想をつくりだすことだけです。このことを最高裁も、都教委も言及していないのです。 教育の条理に反する最悪最低の教育論と言えます。

では、都教委の文書の中にある自己矛盾をご覧ください。 

入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱について

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/06/20n6r602.htm

学校においては、様々な教育活動が行われているが、特に、入学式や卒業式は、学校生活における重要な節目として、全校の児童・生徒及び教職員が一堂に会して行う教育活動であり、厳粛かつ清新な雰囲気の中で、学校、社会、国家など集団への所属感を深める上で貴重な教育の機会である。こうした意義を踏まえ、入学式、卒業式等においては、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導することが、学習指導要領に示されており、このことを適正に実施することは、児童・生徒の模範となるべき教員の責務である。また、国歌斉唱時の起立斉唱等を教員に求めた校長の職務命令が合憲であることは、平成24年1月16日の最高裁判決でも改めて認められたところである。 都教育委員会は、この最高裁判決の趣旨を踏まえつつ、一人一人の教員が、教育における国旗掲揚及び国歌斉唱の意義と教育者としての責務を認識し、学習指導要領に基づき、各学校の入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱が適正に実施されるよう、万全を期していく。引用ここまで) 

平成26年度使用都立高等学校(都立中等教育学校の後期課程及び都立特別支援学校の高等部を含む。)用教科書についての見解

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/06/20n6r601.htm

都教育委員会は、各学校において、最も有益かつ適切な教科書が使用されるようにしなければならない責任を有しており、教科書の採択に当たっては、採択権者である都教育委員会がその責任と権限において適正かつ公正に行う必要がある。…、「国旗・国歌法をめぐっては、日の丸・君が代がアジアに対する侵略戦争ではたした役割とともに、思想・良心の自由、とりわけ内心の自由をどう保障するかが議論となった。政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員への強制の動きがある。」という記述がある。…上記教科書の記述のうち、「一部の自治体で公務員への強制の動きがある。」は、「入学式、卒業式等においては、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導することが、学習指導要領に示されており、このことを適正に実施することは、児童・生徒の模範となるべき教員の責務である。」とする都教育委員会の考え方と異なるものである。 都教育委員会は、今後とも、学習指導要領に基づき、各学校の入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱が適正に実施されるよう、万全を期していくこととしており、こうした中にあって、実教出版株式会社の教科書「高校日本史A(日A302)」及び「高校日本史B(日B304)」を都立高等学校(都立中等教育学校の後期課程及び都立特別支援学校の高等部を含む。以下「都立高等学校等」とする。)において使用することは適切ではないと考える。(引用ここまで) 

平成26年度使用都立高等学校(都立中等教育学校の後期課程及び都立特別支援学校の高等部を含む。)用教科書について

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/06/20n6r600.htm

委員の総意の下、議決されましたので、お知らせします。なお、本内容について、別添写し(PDF形式:58KB)のとおり、速やかに都立学校長宛てに通知しました。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/06/20n6r600.htm

今後、都教育委員会は、この議決に基づいて教科書を採択していきます。このことを踏まえ、各学校においては、校長の責任と権限の下、適正に教科書の選定を行うようお願いします。(引用ここまで) 

口パク都知事が、またしても低劣な発言をしました。この人、東京五輪招致の演説の際の、あのパフォーマンスをみると、知性が透けてみえてきます。「当たり前のこと」をやるのに、何故、「職務命令」を出さなければならないのか、全く語っていません。「少数者」は意見が違っても黙れ!ということなのです。この発想で政治を行っているのです。都民をバカにしていませんか?この程度のことしか言えないのです。 

猪瀬直樹知事定例会見 日本史教科書「都教委の見解は正しい」 2013年6月30日

http://smcb.jp/snews/131445

東京都の猪瀬直樹知事は28日の定例会見で、冒頭、同日午後に練馬区の小学校前で1年生の男児3人が切りつけられた事件に関し、被害児童とその家族にお見舞いの言葉を述べた。また、国旗掲揚、国歌斉唱について「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述した実教出版の日本史教科書に対し、都教育委員会が「使用は適切でない」との見解を示したことついて、「見解は正しい」とした上で「都教委の見解があってしかるべき」だと話した。参院選の応援については「今のところは何も考えていない」と関与しない考えを示した。詳報は以下の通り。

--教育の関係。昨日、都教育委員会で、実教出版の高校日本史AとBの教科書について、国歌国旗の関係の記述について、都教委の考え方と合わない、使用が適切でないという議決が行われたが、知事の考えは
 「教育委員会の見解は正しいと思っています
 --どのような点で
 「すでに2012年の1月16日の最高裁の判決において、国家斉唱時の起立斉唱を教員に求めた校長の職員命令が合憲であると認められています。従いまして、我々の普通の常識で考えてみて、国旗国歌がごく普通に存在している、儀式の時にやる。サッカーの選手もオリンピックの競技でも当たり前のことですので。当たり前のことをきちんとやるということでそれ以上のことではないと思います
 --文科省の検定を通った教科書について、学校で選定するプロセスが決められているが、その途中で採択権者の都教委がああいった声明を出すのはかなりのプレッシャーになるのでは
 「最高裁の判決においてきちんと言われていることですから、教科書でそういう表現が少し変であれば、都教委も考え方を持っていいと思います。つまり、国定教科書でないので、文科省の検定がすべて正しいわけではない。それから現場の各校長先生のご判断もすべて一任される訳ではなく、都教委としてのきちんとした見解はあってしかるべきだと思います」(引用ここまで 

この問題については、記事にしてありますので、ご覧ください。 

君が代斉唱・日の丸礼拝で「愛国心」を、という詭弁が猪瀬都知事の口パク発言で浮き彫りに!不道徳に大喝! 2013-04-13 23:44:06

http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/331c82c324eacebe7fd8527f69c1663c

国旗「君が代」強制こそ、伝統文化の破壊・不道徳の極地、日米軍事同盟派の愛国心教育を断罪する!

http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/dcca98f5b928e12ae4135e66028936aa

君が代の口パクからイスラム社会冒涜の口カル猪瀬都知事は辞任スベシ!都民・国民の民度が国際的に大喝に! 2013-04-30 09:48:52

http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/169b3d1278b83f99cbeb7db8e6f44812



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