この話の最初、途中を知りたい方は、
11月12日の目次
からお探しください。そこから読みたい章に飛んだら、
右下のカレンダーから日付を選んでください。
または、本編でソートをかけると続けて読めるそうです!
その27の5 仮の姿
「埒(らち)があかんな!」
船に乗れるのはせいぜい4人、出している船の数は4艘、4往復はしないと間に合わない。
「チチャンの役人は基本的にはメンフィの橋は知らないはずだ。爆破しには来ないが、渡っている者には攻撃をしかけるだろうな・・・」
「浮橋が浮かび上がって来たぞ!耐えられる重量を計算して、歩いて渡すことも考えろ!」
テレパシーが交錯する。船で、浮橋の真ん中あたりに漕ぎ付け、ヘロン老師が浮橋に降りて安全を確認する。船のうちの一人を船頭に選び、自分はメンフィ村まで橋を歩いて戻り、住民を一人一人選んで橋を渡す役に回る。
「この浮橋を渡る自信のあるものは、こちらに並んでほしい!」
老師の願いに橋の前に若い男たちや、軽快な服装の女性たちが並ぶ。子どもたちは、泳ぎに自信のある者たちが並んだ。はしけには、老人や足腰に自信のない者が並び、船にゆっくりと乗り移る。
浮橋に関しては、日が落ちる前に渡らないと、ほぼ水没している橋を渡るのは危険だ。おっかなびっくりで渡る子どもたちの中には、足を滑らして転び川の中に落ちる者もいる。それを見て岸にいる老師が川に飛び込み、流され始める子どもをつかむと、浮橋より下流側の船に泳ぎ寄って、乗せてもらう。積載オーバーだが、どうにか島へたどり着く。
ヘロン老師は抜き手を切って、メンフィ村のはしけから上がる。濡れてしまったので、着物を脱いで、褌(ふんどし)一丁になった。
老師たちが船を漕いで人を渡していると、川を見回りに来たチチャンの斥候兵士たちが気付いた。橋を渡っている人を見て、思わず声を上げる。
「こらぁ!水の上を渡ってはいかん!」
それを聞いて、ヘロン老師が兵士のところへ行く。
「待て!この者たちは、オク族の者だ。島に帰る権利がある。」
髪を後ろで結わえているが、女のような顔立ちの老師がふんどし一丁で来るから、兵士たちは、その姿と顔を見比べることになる。
「おまえは、誰だ?」
「オク族のヘロン老師だ。」
「ヘロン老師?どう見ても若いが、老師なのか?」
「そうだ。」
そんなやり取りの間に、村の者は全員向こうへ渡り切った。老師の一人からテレパシーが来る。
「完了だ。適当にいなせ!」
それを聞くと、ヘロン老師はにっこり笑い、
「おかげさまで、住民は全員渡り終えたようだ。では!」
と、突然、浮橋へと飛び降りると、水しぶきもあげずに渡り終える。そして、浮橋の手綱を最後に切ると、浮橋は、あっという間に流されて、チチャン側の岸に張り付いた。
斥候兵士たちは、はしけにたたずみ、メンフィの村の人たちが渡っていたと思われる浮橋を眺めた。
「あいつら、不思議な橋を使うんだな・・・どう見ても、ほとんど沈んでいるだろう?」
今日もここまで。昨日は花火か火の玉と思うほどの大きな流れ星を見た。今日は、ムジナだと思ったが、調べてみたら、ハクビシンを見た。最近、初めてのモノとよく会う。
明日の暦は、G暦2011年11月17日(木)、神無月廿二日(小雪の6日前!)、太陽黄径234°(地球暦より)もう、冬の声!
白い律動の魔法使いの年、青い倍音の手の月3日、黄色い電気の星、KIN68 (13の月の暦より)
GATE#187 ゼロから復活する日。死と再生のような日。臨界点に達し、世界を反転させる作用がる。
今までの苦労や災難が、かえって良い結果をもたらす。災い転じて福となす!悲嘆にくれる日は終わりを告げる!!(スターゲートカレンダーより)

11月12日の目次
からお探しください。そこから読みたい章に飛んだら、右下のカレンダーから日付を選んでください。
または、本編でソートをかけると続けて読めるそうです!

その27の5 仮の姿
「埒(らち)があかんな!」
船に乗れるのはせいぜい4人、出している船の数は4艘、4往復はしないと間に合わない。
「チチャンの役人は基本的にはメンフィの橋は知らないはずだ。爆破しには来ないが、渡っている者には攻撃をしかけるだろうな・・・」
「浮橋が浮かび上がって来たぞ!耐えられる重量を計算して、歩いて渡すことも考えろ!」
テレパシーが交錯する。船で、浮橋の真ん中あたりに漕ぎ付け、ヘロン老師が浮橋に降りて安全を確認する。船のうちの一人を船頭に選び、自分はメンフィ村まで橋を歩いて戻り、住民を一人一人選んで橋を渡す役に回る。
「この浮橋を渡る自信のあるものは、こちらに並んでほしい!」
老師の願いに橋の前に若い男たちや、軽快な服装の女性たちが並ぶ。子どもたちは、泳ぎに自信のある者たちが並んだ。はしけには、老人や足腰に自信のない者が並び、船にゆっくりと乗り移る。
浮橋に関しては、日が落ちる前に渡らないと、ほぼ水没している橋を渡るのは危険だ。おっかなびっくりで渡る子どもたちの中には、足を滑らして転び川の中に落ちる者もいる。それを見て岸にいる老師が川に飛び込み、流され始める子どもをつかむと、浮橋より下流側の船に泳ぎ寄って、乗せてもらう。積載オーバーだが、どうにか島へたどり着く。
ヘロン老師は抜き手を切って、メンフィ村のはしけから上がる。濡れてしまったので、着物を脱いで、褌(ふんどし)一丁になった。
老師たちが船を漕いで人を渡していると、川を見回りに来たチチャンの斥候兵士たちが気付いた。橋を渡っている人を見て、思わず声を上げる。
「こらぁ!水の上を渡ってはいかん!」
それを聞いて、ヘロン老師が兵士のところへ行く。
「待て!この者たちは、オク族の者だ。島に帰る権利がある。」
髪を後ろで結わえているが、女のような顔立ちの老師がふんどし一丁で来るから、兵士たちは、その姿と顔を見比べることになる。
「おまえは、誰だ?」
「オク族のヘロン老師だ。」
「ヘロン老師?どう見ても若いが、老師なのか?」
「そうだ。」
そんなやり取りの間に、村の者は全員向こうへ渡り切った。老師の一人からテレパシーが来る。
「完了だ。適当にいなせ!」
それを聞くと、ヘロン老師はにっこり笑い、
「おかげさまで、住民は全員渡り終えたようだ。では!」
と、突然、浮橋へと飛び降りると、水しぶきもあげずに渡り終える。そして、浮橋の手綱を最後に切ると、浮橋は、あっという間に流されて、チチャン側の岸に張り付いた。
斥候兵士たちは、はしけにたたずみ、メンフィの村の人たちが渡っていたと思われる浮橋を眺めた。
「あいつら、不思議な橋を使うんだな・・・どう見ても、ほとんど沈んでいるだろう?」
今日もここまで。昨日は花火か火の玉と思うほどの大きな流れ星を見た。今日は、ムジナだと思ったが、調べてみたら、ハクビシンを見た。最近、初めてのモノとよく会う。
明日の暦は、G暦2011年11月17日(木)、神無月廿二日(小雪の6日前!)、太陽黄径234°(地球暦より)もう、冬の声!
白い律動の魔法使いの年、青い倍音の手の月3日、黄色い電気の星、KIN68 (13の月の暦より)
GATE#187 ゼロから復活する日。死と再生のような日。臨界点に達し、世界を反転させる作用がる。
今までの苦労や災難が、かえって良い結果をもたらす。災い転じて福となす!悲嘆にくれる日は終わりを告げる!!(スターゲートカレンダーより)











