世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●いったい目的は何なンだ! 国民をいたぶり続ける安倍自民(1)

2018年01月18日 | 日記

 

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●いったい目的は何なンだ! 国民をいたぶり続ける安倍自民(1)

 安倍自民の悪事や放蕩、悪巧み、無知蒙昧な政策や行状、何から話しはじめていいか判らないほど、我々国民の前に、実は晒されている。これに、役人や警察、検察、裁判所関係者、経済団体、各種政府関連機関、挙句にマスメディアの“忖度”や“ヒラメ根性”“ツケ回し”“強いものへの隷属”そのような空気が蔓延していおり、悪巧みや無知蒙昧な振舞いを追求できず、日々悪化してゆく自分の国を眺めているのは、どうにも歯がゆい。しかし、個人に、それでは何が出来るのかというと、出来ることは限られている。

 安倍という男が、たとえ無知だが厚顔の持ち主で、絵に描いたほど性格が陰険で陰湿で、その上凶暴であっても、悪事や、悪巧み、疑惑、民主主義破棄、立法府軽視、沖縄では間接的暴力行動をバックアップという状況だ。これだけの悪事が連鎖的なのだから、地検特捜部が動ける事案だけでも四つや五つあるはずだが、簡単に動く気配を見せていない。政府内や、党内にも、安倍夫妻の傍若無人ぶりを、羽交い絞めしてでも踏みとどまらせる行動に出そうな人間は皆無なのだから、怖ろしい軍団に、立法府、行政府は支配されてしまったようだ。まさに、ナチスの初期の行状に近似している。

 安倍の横暴、凶暴 悪事、疑惑、又は重大な判断ミスは枚挙にいとまがないが、第二次政権移行を時系列に見ていく。

1、デフレ経済脱却と称し、日本銀行黒田総裁を就任させ、大胆な金融緩和措置を講じ、デフレ脱却と称し、大胆な金融緩和、機動的な財政出動、民間投資を喚起する一連の経済対策アベノミクスを始めた。(現時点では、株価の高騰や輸出製造企業中心に好業績を上げているが、異様に続ける黒田のジャブジャブ金融緩和とそれに伴う円安に助けられての表面的成功も見せている。しかし、緩んだ財政政策とジャブジャブの金融緩和は実体経済すり抜けのマネーとなり、表面的成功の土台となっている。つまり、その土台のすべてが、黒田が発行した黒いマネーに支配されているのだから、見せかけの株価、企業業績の結果を生み、本当の実力の把握を困難にしている。無論、このジャブジャブマネーの引き締めや、引き上げなどを行えば、株価の激甚的暴落に見舞われるし、急速な円高は、企業業績を一気に悪化させるだろう。
*日本の企業は、現在の好業績は日銀黒田の業績によるもので、己の事業成績から分離しているようで、それが内部留保であり、アベノミクス崩壊時の繰り延べ資産的扱いがなされている。)

2、東京都が2020年夏季オリンピックの開催地に選ばれた。これも、表向きは、安倍晋三の好業績に評価されているが、大手ゼネコンと、関連企業団体の既得利益誘導と一枚岩なわけだから、コンクリートから人哲学は、人からコンクリート哲学へと逆戻りさせ、安倍政治の国民主義から、業界団体主義な性格を現した。2020年オリンピックは、華々しい電通活躍の場で、蜜月関係は更に強化された。無論、ゼネコン各社との癒着は、構造的に悪化度を高めることになる。また、2020年後のオリンピック関連施設の維持管理は、後世に多大の維持修繕費を押しつけることになりそうだ。福島原発放射能に関しても、「Some may have concern about Fukushima.Let me assure you. The situation is under control.It has never done and will never do any damage to Tokyo.」“アンダーコントロール”発言が無責任発言代表のように報じられ、子供らも結構楽しんだ。

 3、流行り言葉も、口から出るに任せ「美しい国日本を作る」(美しい概念が国民と乖離)「戦後レジュームからの脱却」(明治時代にもどる、つまり、敗戦はなかったことにして、戦前に戻りたがる性癖のようなものを披露している。 「グローバリゼーション」も好きな言葉だ。だから、世界中を女房と観光大名旅行したわけだ。概ね数億から数十億、百億単位の黒田が印刷したジャブジャブ金を持参したようだ。

4、大名旅行の財布の中身。整理するのも面倒臭いが
北米(米国・カナダ) EU(ベルギー・スウェーデン・フィンランド・デンマーク・ドイツ・イタリア・フランス・ルクセンブルク・バチカン・ポルトガル・スペイン・ポーランド・アイルランド・スイス・イギリス・※ウクライナ) ASEAN中心国(ベトナム・フィリピン・インドネシア・ラオス・カンボジア・マレーシア・ミヤンマー・バングラデシュ・スリランカ・シンガポール) 東アジア・中央アジア(中国・ロシア・インド・韓国、北朝鮮には就任後怖くて行けないようだ。モンゴル・トルクメニスタン・タジキスタン・ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン) 南米(ペルー・アルゼンチン・キューバ・ブラジル・ジャマイカ・メキシコ・トリニダード・コロンビア・チリ) 中東アフリカ(エジプト・ヨルダン・イスラエル・パレスチナ自治区・オマーン・コートジボワール・モザンビーク・ケニア・エチオピア・ブルネイ・バーレイン・クゥエート・ジプチ・カタール・ポーランド・アイルランド・サウジアラビア・アラブ首長国連邦・トルコ・ケニア・オマーン・コートジボワール・モザンビーク・エチオピア・ブルネイ・バーレイン・クゥエート・ジプチ・カタール・ポーランド・アイルランド・サウジアラビア・アラブ首長国連邦・トルコetc 残るは南極と北極?それとも月面?

 個々の成果があるとかないとか、外務大臣や次官級で対応可能なものも多く、海外出張は異様を極めている。このような意味不明な頻発する安倍晋三の外遊には、外遊以外の意図が隠されている可能性はある。最大の要因は、国会を最低限の開催期日で乗り切り、安倍首相の不規則発言、放言、失言を最低限に抑えたい官邸菅官房長官らの意図があるだろう。その結果、民主主義におけるイロハである熟議という名は消えてしまったので、法案の多くは強行採決になるし、閣議決定で重要事項まで決めてしう、“デュー・プロセス・オブ・ローの基本から最も離れた“アウト・オブ・ロー”な政権になっている。

 これらの外遊に資金援助やODAはつきものだったが、外貨準備金からの拠出も多く、アメリカ様の支払い代行業のようなこともやっているようだ。安倍が、このようにして海外にばらまいた金額は幾らになるのだろう。同様の資金拠出ではないため、総額をカウントするのは厄介だが、知っている情報だけでも、羅列しておこう。安倍のバラマキは噂では70兆円規模らしいが、この海外流出金は、単純にバラマキと責められないものもある。また、海外準備金の国内で使えない消化器官的機能もあり、特別会計帳簿をつまびらかにしないと、全貌も見えないのは悩みだ。以下は判った範囲の海外流出金乃至は約束した債務金。必ずしも全部使われるか不明。

■ミャンマーに日本への支払いが滞っている債務のうち新たに2000億円を免除し、およそ5000億円の債務を解消するほか、円借款と無償資金協力を合わせて総額910億円のODAを実施
■中東・北アフリカ地域に対し新たに総額22億ドル=2160億円規模の支援を発表
■安倍首相、シリアの女性支援にODA3000億円表明 国連演説
■シリア難民に59億円追加支援、安倍首相が国連演説
■ASEANに5年間で2兆円規模の 政府開発援助(ODA)拠出を発表
■「ラオスに円借款90億円」 安倍首相、供与を表明
■モザンビークに支援表明 700億円のODAを供与
■インドへ円借款2000億円 首脳会談
■バングラデシュに6000億円支援=政府
■ウクライナに最大1500億円支援 日本
■パプアニューギニアに今後3年間で200億円規模のODAを供与
■チェルノブイリ支援に3.5億円=安倍首相表明、ウクライナで署名式
■インドに5年で3兆5000億円の官民投融資、日本政府が約束
■日・スリランカ首脳会談、日本がアンテナ塔などの施設整備に約137億円の円借款を供与表明
■日本政府、1兆7400億円の途上国支援決定
■安倍首相、エボラ対策として、国連などに43億円の追加支援を表明
■安倍首相、中東支援で新たに55億円の緊急支援を表明
■ガザ復興へ 日本政府、約22億円の支援表明
■ミャンマーに円借款260億円供与 安倍首相、大統領に表明
■エジプトに円借款430億円 首相、中東訪問で表明へ
■安倍首相、中東政策スピーチ 安定化に25億ドル(約3000億円)支援表明
■難民支援でヨルダンに147億円 首脳会談で安倍首相表明
■シリア難民の新たな支援で7億円 政府
■政府:アジアのインフラ投資支援に約13兆円を提供
■中国の緑化、日本政府が100億円拠出へ
■安倍首相エジプトインフラ整備に約411億円の政府開発援助発表
■東ティモール大統領と会談。ODA50億円供与を表明
■安倍首相、ウクライナ大統領と会談。2000億円の経済支援を「着実に実施していく」と約束。また、チェルノブイリの原発事故に、新たに4億円を拠出することを発表
■安倍首相、パナマのモノレール事業に約2800億円の支援
■元慰安婦に1人1000万円…日韓合意
■安倍首相、ベトナムに気候変動対策として円借款228億円=首脳会談で伝達
■ミャンマーの貧困削減、農村開発に1250億円の支援表明
■アフリカに3兆円投資 安倍首相表明
■安倍首相 ケニアに10億円資金協力
■安倍首相、難民支援に2850億円拠出 国連サミットで表明
■安倍首相、キューバに12億円の医療機器供与
■ヨルダン支援で300億円=安倍首相が国王に表明
■フィリピンのドゥテルテ大統領地元に農業支援 安倍首相、50億円供与伝達へ
■安倍首相、ミャンマーに8000億円支援表明
■安倍首相 途上国の女性に3500億円以上支援表明
■日本政府、英原発に1兆円の資金援助へ
■日ロ首脳会談 日本側の経済協力3000億円規模で合意へ
■日比首脳会談 フィリピンの発展のため1兆円規模の経済支援表明
■インドネシアのかんがい施設整備740億円の経済支援
■インドの高速鉄道やインフラ整備などに向けて1900億円の円借款表明
■日本がアジアのインフラ整備に1兆円の支援表明 |
■イバンカ氏基金 57億円拠出を表明
■低所得国の保健医療強化などに日本が29億ドル(約3300億円)支援 
多分その他……。

 本日は時間の都合でここまで。4~5回シリーズで安倍自民党の、日本人愚弄戦術を、簡単に分析しながら紹介しておく。次回は安全保障法制や米軍基地や国土に関する部分を抉ってみる。


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