絵本作家のモーリス・センダックが亡くなったそう。
センダックの作品は何冊か持っていて、曲つくりに行き詰ったりするとパラパラと眺めるつもりがいつの間にか読みふけっている、、、というようなことが度々あります。
実は、映画化もされた代表作の「かいじゅうたちのいるところ」や「まよなかのだいどころ」はまだ読んだことがないのです。
私が持っているのは、家出犬ジェニーが世界マザーグース劇場の主演女優になるまでの冒険「ふふふん、へへへん、ぽん」と、英語の、子供向け(もしくは英語学習者向け)ペーパーバック「Little Bear」シリーズ5冊。
どちらも、楽しいストーリーなのにどことなく寂しいような怖いような雰囲気が好きで。
細かい線での影の描写、黒や薄い緑色の色合いも、赤ちゃん、動物、人魚、、美しいキャラクターも好き。
最近の日本の作家だと、酒井駒子さんの作風に通ずるところもあるような。
もともと絵本が好きなんだけど、大抵あっという間に読み終わってしまうのに、お値段がね〜、、、
なんて思っていた時に、英語のペーパーバックに出会いました。
ネイティブの子供向けの作品でも私の英語力では読むのに時間が掛かる分じっくり楽しめて、低価格なものがほとんど。
絵本に比べるとペラペラの紙を使っているから色合いや製本もそれなりなんだけど、十分にきれいな本がたくさんあります。
Little Bearはシガニー・ウィーバーが朗読しているテープも持っているけど、これもまた素晴らしいの。
夜寝る時に聴くと癒される・・・。
一時期はまって、少しずつ色々なペーパーバックを買いました。
センダック以外では、しっかり者で優しいカエルくんとちょっとずれてるガマガエルくんの友情「Frog and toad」のシリーズもいいし、紫の色使いが綺麗な「Little witch's big night」は、魔女という曲を書く時、ヒントをもらったっけ。
突っ込みどころ満載のお手伝いさん「Amelia Bedelia」もいい!(シリーズ途中で絵が変わって残念だったけど)
でもなんと言っても一番のお気に入りはArthur Howardの「Mr.Putter&Tabby」のシリーズ。
孤独なおじいさんが、年をとった猫Tabbyと出逢い、日々を幸せに暮らすお話し。
ものすごくラフな線のユニークな絵、おじいさんが作る美味しそうなお菓子やケーキ、
Tabbyとの心の絆、陽気な隣人Mrs.Teaberryと、かわいいブルドッグZekeとのおかしなやり取り。
しみじみと幸せを感じさせてくれる大好きな作品です。
物語の冒頭で猫と暮らしたいと思ったおじいさんが、ペットショップで可愛い子猫を勧められるんだけど、行き場を失った動物が飼育されているシェルターを訪れて、あえて年老いた猫Tabbyを選ぶのです。
もう、ここからノックアウトされました。
日本でも、そういうエピソードが絵本になっちゃうくらい、そういった選択肢もあるということが浸透するといいのに。
ペットショップを訪れる前に、保護施設、里親募集などから、、、、
あ、なんか話がそれた(笑)

(※この本たちはセンダックの作品ではありません)
センダックのふふふん、へへん、ぽん!を読み返してみた。
つくづく変わったお話だなー。面白い。
「かいじゅうたちのいるところ」や他の作品も是非読んでみたいな。
出来れば原作で。
素晴らしい作品をたくさん遺してくださって、感謝します。
Mr.Putter&Tabbyの他のまだ持っていないお話も読みたくなっちゃった。
買っちゃおうかな、、、、。