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花戦さ(TOHOシネマズ日本橋)

2017年06月14日 | 映画
 仕事を定時で上がって萬斎さん主演の映画「花戦さ」に行って参りましたよー。1100円で見られるTOHOシネマズデイだったせいか、結構お客さん入ってました。

 で、見る前は専好と利休の友情物語かと思ってたのですが、これはあれだ、利休と秀吉のがっつり大悲恋モノでした。び、びっくりしたー。

 佐藤浩市さんも猿之助さんも色気のある役者さんなので、茶室の場面の密度と言うか濃度と言うか、もうすごかったですよ…。秀吉は利休にめっちゃ甘えてるし、きっと甘えられる相手は利休だけだし、利休もそれを分かってる。あまりにも距離が近すぎて、お互い相手しか見えなくてにっちもさっちも行かなくなってる感じが、大変不健全で宜しかったですわー。うふふ。

 猿之助さんは、風林火山でもそうでしたけど、年上の男性に懐いて自分を丸ごと預けちゃうような、危なっかしい雰囲気ありますよね。今回メインキャストで彼だけ若くて(実年齢もですけどビジュアルが)バランス悪くない?って思ってましたが、ヒロイン枠なら納得。岐阜城で控えてるだけなのに佇まいが美しくて見とれちゃいましたよん。

 利休は池坊との対話で自分の傲慢さに気づいて死を選ぶのだけど、秀吉の方はずっと拒絶されたって思い続けてたんだろうなあ。そんな秀吉に「彼はちゃんとあなたのこと尊重してましたよ」って専好が伝えて孤独な天下人の心を救う、というラスト。最後の秀吉の笑いね、泣いてるようでしたもんね。やっと利休の死を素直に悼んで泣くことが出来たってことだよね。

 
 【出演】
 野村萬斎   池坊専好 
 市川猿之助  豊臣秀吉
 中井貴一   織田信長
 佐々木蔵之介 前田利家
 佐藤浩市   千利休
 森川葵    蓮

 【脚本】
 森下佳子

 【原作】
 鬼塚 忠「花戦さ」(角川文庫刊)

 【音楽】
 久石 譲

 【監督】
 篠原哲雄
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