空のカケラ













最終章








~空のカケラ~













  ──僕は、あの世界と一緒に消えた・・。



 アイの記憶と一緒に・・。








   僕が最後に残したあの手紙も、一緒に消えちゃったのかなぁ・・?
















 ──気付いたら私は、部屋のベッドで寝ていた。






      なんだろう、すごく長い夢を見ていた気がする・・。




    
    思い出そうとしても 思い出せない・・。







  でも・・



      私の手には、小さな紙が握られていた・・。












  ・・・なんだろう、とっても懐かしい字だ・・。



     薄い罫線の引かれた小さなその紙には、小さな字で こう書かれていた・・・。







 「──アイへ、
     どんなに辛くても、どんなに悲しくても、僕は 君が本当の空に出会えたって信じてる。
      君の幸せを願ってるよ、アイ・・・。」



     手紙はここで終わっていた・・。


      私は、無意識にこう言う・・。




 「ありがとう、ずっと忘れないよ、駆・・・。」



  


    



   










 蒼く澄み渡った空の下・・、彼女は今日も 大切な何かを探して、その場を後にする・・・




    どこか嬉しそうな顔をした彼女は、その詩を口ずさむ・・




    「──愛してるの響きだけで
         強くなれる気がしたよ
        ──ささやかな喜びを
           つぶれる程抱きしめて・・。」

        

          
      
 
       
          
           -The end-
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