11章~神の意思~

アルは、主軸世界に行く前に、もう一つの世界で、水晶の研究をすることにした...

アル:リーゼが作ったもの・・・ これは、何なんだ・・・

老人:それはな・・・ 記憶の石じゃよ・・・   どうやって使うかはわからんが・・・

アル:記憶・・・

老人:少なくともやつはお前さんのために作ったようじゃがな・・・

アル:・・・

アルは、思い立ったかのように水晶に魔力を込めた・・・




  水晶から、なにかがアルの頭の中に流れ込んできた・・・



アル・・・ これは・・・ 記憶・・・?   なんて量だ・・・


老人:・・・ふむ 知を得たか・・・


アル:あぁ、これで・・・

老人:行ってはならん・・・ お前さんは・・・ この世界を・・・ 守ることをやつに託されたんじゃ・・・

アル:どうしてだ!? 必ず・・・俺は戻ってくる・・・ それに、この世界はあんたが守るんじゃないのか!?


老人:わしは・・・ 長く生きすぎた・・・

 老人の体が消えかかっていることに気づいたセリアは、老人に命の水を差し出した、

老人:命の水・・・ これを飲むのはよそう・・・ それじゃあ、後は頼んだぞ・・・ アル、セリア・・・

セリア:リーザス・・・

老人:!?

セリア:リーザス=ギルソン、これが、あなたの本当の名前ですね・・・?

老人:なぜ・・・ それを・・・?  もしや・・・ そうか、こんなところにもおったか、神の子孫が・・・

セリア:私の家の本棚に、あなたのことについて記した文書がありました... まさか、会えるとまでは思ってもみませんでしたが・・・

老人:そうか・・・ あのときの・・・ でも、もう・・・


セリア:だめです! 生きてください!!  ・・・私と血がつながっているのは、もうあなたしかいないんです!!

老人:!?  そうか・・・ それならしかたないのう・・・ 

 老人は、 いや、ギルソンは、生命の水を飲み干した・・・

ギルソン:この生命の水の期限は、60年じゃが・・・ もう材料が残っておらん、 その時は・・・ あきらめてくれよ・・・



   その場で、 幾分かの時間が流れた・・・



アル:さてと・・・   俺は行くぜ・・・

老人:まて!! 行ってはならん!!! それに、この世界や、セリアはどうなる!?

アル:あんたがいる・・・   それに・・・行かなきゃならないんだ・・・

セリア:私も・・・ 行きます・・・

アル:セリア、お前は・・・ ここで待っていてくれ、爺さんと一緒にな、 頼んだぜ・・・



  小さな英雄は、そう言い残し、夕焼けの空へと飛び去った、


     全ては、神の意思なのかもしれない・・・
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