2章~神の名の下に~

ついに旅立つ事となった彼らは、待ち合わせ場所に決めた町の古びたバーに到着した、

リーゼ:さて、集合は何時だったかな?

クリフ:ん~と、6時ですね、あと40分あまりありますが、どうしますか?

リーゼ:そうか、じゃあ時間がくるまで酒でも飲んで待っているとしようか、

クリフ:(朝から飲むなよ…… 朝から…)

するとそこへ、一人の華奢な体つきの男が入ってきた、そして、その男はリーゼをみるなり、
男:あの、もしかして、リーゼ博士ですか? 私、考古学者で、鐘について研究している、ロイドと申します、

彼の名は、幾度か新聞などで目にしていた、それを聞いてリーゼは、

リーゼ:そうですか、あなたがロイドさんでしたか、さぁ、どうぞおかけください、

ロイドは、椅子に座ると、すぐに話を始めた、その話の中には実に不思議な話も含まれていた、

ロイド:私は、人間がこの世に誕生した頃の事を調べているのですが、鐘に関わるかもしれない重大な事を見つけてしまいました、

リーゼ:ほぅ、どんな?

ロイド:にわかには信じられないかもしれませんが……

ロイド:大昔、人間は飛行能力を持っていたようです、

リーゼ:……何か、根拠のようなものが?

ロイド:北の聖地にて、人類が誕生した頃の地層から、人類と比較してもほとんど変わりのない遺伝子を持つ、翼の形をした骨格が出てきたのです、僕の考えでは、大昔、人間は何かの理由で鐘を利用していたと考えられます。

「北の聖地」とは、この世界の陸地の最北端のことで、小さな島だといわれている、しかし、そこからでも鐘の姿は確認できないそうだ、
こうした話をしているうちに、次々と学者達が集まってきた、中には、共に鐘の謎を確かめるため、着いてきてくれる人もいるようだった、
情報交換をして、数時間が過ぎた、情報提供者はもうすでに帰ってしまい、残ったのはリーゼとクリフを合わせて8人になっていた、

リーゼ:では、自己紹介を頼めますかな?私はリーゼ=バレンシア、こっちのアホは、助手のクリフ=ウィンターだ、

最初に青い髪色をした、清楚な肌の白い女性が前に出て話し始める、

セリア:ぇっと…… イズミ共和国軍直属世界研究員、選抜部隊のセリアと申します、航海の技師免許を持っていますので、船の旅ではよろしくお願いします、

次に、スマートで、サラサラした髪の毛が特徴の青年が前へ・・・

アル:私の名前はアル、アル=ブラックだ、少しだが魔法が使える、剣技も多少はな・・・、魔法は、物心ついたときから使えたんだ、まぁよろしくな。

それから、次々と自己紹介が続く、

クリス:王国剣士のクリスです、よろしく

レビン:……レビンです…よろしく……

セファ:クリフの親友のセファだ、よろしく、

シン:地理学者のシンです、あなたたちのような人に会えて光栄です、北の地はまだまだ謎が多い地方ですからね、僕の地図を役立ててください、

こうして、全員が自己紹介を終えた、そして8人は誓う、
リーゼ・クリフ・セリア・レビン・セファ・クリス・シン・アル:「運命に導かれ集いし我ら、ここに誓う、先の謎を解き明かし、もう一度ここに集うことを、神の名の下に!!」

目的は違えど、運命に導かれ集った8人、しかし、その目的の向こうにあるものは、あの鐘である、 そう、皆ブルーチャイムを求めている、
 彼らは、ここで、最後の晩餐を楽しんだ、

・・・・そして・・・・夜が明けた…… 
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