再会






12章~再会~




-Promise









──あまりに突然で、何を話していいのかわからなかった。


  でも、確かにそこに彼女がいる・・


    それ以上、何も望むことなんかない気がした・・。





 「・・・藍?」



   今まで忘れていた・・、いや、忘れようとしていた何かが、次々とよみがえってきた。




      「駆・・あの・・。」





  この瞬間、この時間に自分がいることが信じられなかった・・。


      何が本物かさえも、自分が自分であるかすらも・・。



 でも、彼女はゆっくりと口を開く・・。





       「覚えててくれてありがと・・、えっと・・ ちゃんと伝わったよ、駆の気持ち・・。」



    彼女の手には、小さく折りたたまれたノートの切れ端が握られていた。



 全てが輝いて見えた、




     僕はその時、少しわかったのかもしれない・・。


 「本当の空」って言葉の意味を・・。




 

   少し微笑んで、僕は彼女をぎゅっと抱きしめた・・。

























 ──駆が私の事を覚えてくれていた・・・


 それだけで十分だった。





   もう、忘れちゃいけない。


      いつまでも、覚えていたい。









 そうだ、もうひとつ言わなきゃいけない事があるんだ・・。






   「駆・・ 急にいなくなってゴメン・・。 でも、もうここから離れる事はないから・・。」




        「あぁ・・」




   「ずっと、一緒だよ。」




         






          「──うん、約束だぞ・・。」












 二人は出会った


     何かを得るために


        本当の空を探すために・・。


















































──二人の出会いと共に





  『--そうか、奴らが出会ったか・・。』



        「はい、引き離しましょうか?」




       ──様々な思惑が


  『--いや、そのままにしておけ・・。』



         「了解しました。 しかし・・、我々が完全に消したはずの記憶を、簡単に取り戻すとは・・。」




          ──動き出す・・。

  
  『--ふむ・・。 所詮我々も完全ではない という事だ。 

      記憶から欠け落ちた「何か」を埋めれば、自然と全てが戻ってくる・・。

        これからも監視を続けなさい・・。』


         「はい、了解です。」


    



         ──彼らの目的は・・・?













             つづく。
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