8章~神無月~

神無月の頃・・ 風が変わる・・・
 
  突然、この言葉が頭のどこか奥の方で響く・・

  8章 神無月

 文化祭も体育祭も終わり、11月に入った、僕らは近くのファミレスで時間を潰していた。

   時間を潰すって言ったって、家に帰っても暇なだけだし、みんなといるほうが楽しいから... っていうのも大きかったのかもしれないけど、みんなでわいわい話をしていた。


  ふと横を見ると、そこに見覚えのある人が座っているのに気付いた

   どこで見たのか、すぐには思い出せなかった。

     「霧影白夜」 この名前が頭に浮かぶ・・

    そうだ・・・ 彼は確か・・・  少し前に独自に核開発を行っているという噂が立った科学者で、今は姿を眩ましている...とかなんとか。


   でも、なんでこんな所に?   ふと目が合った・・ 白夜は、恐ろしく冷たい笑みを浮かべた・・・。


     帰り際に彼はこう呟いた・・・ 

白夜:君があいつの言っていた「選択者」か・・・。面白くなりそうだな・・・。

   

     他の皆には聞こえていない・・・ でも、僕にははっきり聞こえた・・・

   白夜も・・・、夢と何か関係があるのか・・・、だとすれば・・・、彼が・・・「闇」・・・?


       水無月が来るまでに・・ その時までに・・・、僕は選ばないといけない・・・。

                   光か・・・ 闇か・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 7章~闇~ 9章~不知火~ »